草津クワイア
ゴスペルコンサート 2nd
~夏こそゴスペル!!~
2008.08.03(SUN)
14時開演 於:草津アミカホール
3月まで同じ職場で仕事をしていた元同僚(今年度の人事異動により転勤)が出演するコンサートに行ってきました。
彼女と同じ学年を担当した最後の2年は、学年集会で「キウイちゃんみっちゃんショー」と題して、子ども達に強引にデュエットを聴かせたり…学年職員旅行には楽譜とピアニカを持参して、宴会や、朝の海岸で歌ったり…とても楽しい思い出が詰まっています。
私の所属する合唱団AUGの演奏会にも何度も聴きに来てくださっていて、職場が離れた今も音楽を通じた交流が続けられることが喜びです。
13:30開場、14:00開演。
13:40頃会場に着きましたが、なんとまあ!会場から人があふれてる!
結成6年、2度目のコンサートにして、この集客数はスゴイ!!
と、いうわけで、ホールの端の壁にもたれて立ち見です。
第1部
輝く笑顔で登場してきたメンバーの衣装は白、白、白。
各自それぞれ、ワンピースあり、パンツルックあり。同じ白色で統一しながら個性豊かな出で立ちで。ゴールドのアクセサリーを合わせている人が多く、ステージが夏らしい明るい光に包まれました。
1.Amazing Grace
2.I Will Follow Him
映画「天使にラブソング」からの曲。私が初めて合唱というものに足を踏み入れた十数年前、大学の女声合唱団で最初に練習したのがこの曲でした。低音から語りかけるように歌い出す「I will follow him…」に、すっかりアルトの魅力にはまっていった当時を思い出しました。
3.Ain’t No Mountain High Enough
4.Always
入れ替わり立ち替わり、ソロボーカルがマイクの前へ。それぞれにとても堂々としていて、美しかったです。
と、ここでメンバーは一旦退場。全曲の指揮を務めるクワイア・ディレクター自ら、デュエットで一曲披露。
5.His Eye Is On The Sparrow
和田アキ子のバックコーラスで紅白歌合戦に出演したり、森公美子や西城秀樹とも共演経験がおありだという、実績あるプロのライブです!メンバー全員でのゴスペルは馴染みある合唱と似たスタイルですが、こういう形式の音楽をホールでちゃんと聴く機会はあまりないので、とても新鮮でした。
6.Jesus I’ll Never Forget
第2部
15分の休憩の後、衣装もガラリと変えてメンバー登場。
また各自の個性を生かした自由なスタイルですが、今度は黒、黒、黒。
それぞれ、濃いピンクや赤のスカーフや靴、ハットを合わせているのがお洒落でした。
1.We Sing Allelujah
2.Lord I Lift Your Name On High
ここで、今回の目玉企画、【草津クワイアKids】の出番です。小学校1年生から中学校1年生までの子ども達が登場。一人一人自己紹介をして、次に歌う曲に関連づけて「今まで生きてきた中のHappy Dayは?」をインタビュー。
「あなたのHappy Dayは?」
「弟が生まれた日です」
「その弟さんは、今日来てる?」
「はい。」
「どこにいるかな?」
「…さぁ…」
「弟さん、どこですか~?」
なんと、話題の弟くんはご両親と一緒に、私のすぐ隣にいました。お父さんが、手を挙げさせようとするのだけれど照れくさがって…でも、とても嬉しかっただろうなぁ。お母さんも、お父さんも、弟さんも。今日がご家族のHappy Day。心温まる一幕でした。
3.Oh Happy Day
子どもたちの歌声はまさに天使の歌声!こんなに軽やかに澄んだ、心浮き立つ歌声をもっていた時代が、私にもあったのだろうか…う~ん…。後ろで歌う大人メンバーの表情まで、心なしかより優しく、声もあたたかく響いたような気がしました。
4.Go Down Let it Shine
この曲では、「Let it Shine♪」の部分のリフレインを客席が歌います。何度か練習をしてから曲に。サビのところで「はいっ!」と言われて歌います。楽しい音楽は、聴いてばっかりじゃおもしろくない!簡単なフレーズの繰り返しですが、楽しく歌いました。
5.Hallelujah
ヘンデルのメサイアから、ハレルヤコーラスをゴスペルver.に編曲したものです。ここで、草津クワイアさんならではの趣向が。草津クワイア代表で、クワイア・ディレクターのお母さまでもあるクラシックの声楽家と、こちらもメンバーの中にクラシック・ピアノの先生。ピアノ&独唱で元来の「ハレルヤコーラス」を演奏され、ステージの雰囲気がガラリと変わりました。ゴスペルのコンサートに来て、声楽家の独唱も聴けて。何だか得した気分。
その後で聴いたゴスペルver.も、とても楽しかった。聴き比べが、より一層ゴスペルver.のリズム感とソウル感を浮き立たせていたような気がします。
6.Amazing Grace
最後は、プログラムと一緒に歌詞カードも配布されていて、客席も一緒に歌って終演。もちろん【Kids】もふたたび登場です。
出演者の自由な表情が、印象的に心に残るコンサートでした。笑顔はもちろん、フレーズを歌いきった後の幸せな溜め息まで手に取るように。
衣装にも象徴されるように、それぞれのスタイルでリズムに乗り、身体を動かして歌っているのが、とても自然体で爽やかな印象を与えます。
音色を一つに、楽譜を持つ高さを揃えて…ふだん我々が取り組んでいる合唱音楽とは明らかに似て非なるものですが、自分たちの創り出す音楽の中で最大限楽しむ!という大原則は変わりません。
そして、演奏会の客席に座ると(今回は立ち見でしたが)いつも思うことは「私も歌いたぁ~い!」。ちゃーんとそんな欲求も叶えてくれる草津クワイアのコンサート。次回も楽しみです。