29回目【車中泊旅】(2024年11月5日~6日の一泊)
【一日目】の「嶽の森山」ハイキングの続き
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「嶽の森山」ハイキング
を終了し、しばしの休憩のあと、
車を走らせて向かったのは、
古座川でも有数の名勝地であり、
天然記念物指定の
滝の拝・虫喰岩
である。
この2ヶ所は、ハーレ-に乗ってる時から、南紀キャンプツ-リング時に寄る定番の場所なので、カーナビは必要としない場所である。
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川床すべて床岩で、
大小の奇形の岩穴(ポットホール)があり、
中央には激しく流れる滝がある。
夏には滝壷に鮎が密集するので、
それを素針でかけるのに
連日釣り人で賑わうという
和歌山県指定天然記念物
「滝の拝」
ここには「道の駅滝之拝太郎」があるが、今では整備された広い駐車場に立派な建物が並んでいるが、自分がキャンプツ-リングで来た当初の頃は、強風が吹けば倒れてしまいそうな小屋で、トイレなどは入る気にもなれなかった何もない時が懐かしい
先ずは駐車場を一周して、早速50mほど先にある「滝の拝」へ向かう。
この滅多と見れない「変わった川」を見るだけでも価値があるが、そこに迫力満点の「いびつな滝」はいつ見ても類を見ないこの特殊な風景は「あっと驚く為五郎!」である
普通の滝とは一線を画すので、観れば見るほどに気持ちを奪われる
この滝のほとりには「神社」がある。階段横には「謂れ書き」があり、「滝の拝太郎」伝説と共に詳しく書いてある。横にある灯篭には寛政8(1796年)なので、調べると、金さん(遠山金四郎)、間宮林蔵、松平定信、葛飾北斎などの時代である。モミジの巨木や夫婦杉などがあり、この「滝の拝」の守り神として鎮座している。最後に参拝し、もっと近くでこの大小の奇形の岩穴(ポットホール)や滝を見たいと思い、川べりに下って直に大小の奇形の岩穴に足を置いて、いろんな場面に吸い込まれた
撮った写真は半端なく、ここまで見入ったのは今回が初めてである。
巨岩・奇岩がある場所はいくつもあるが、ここまで大規模な自然に侵食された岩穴があるのは知ってる限りではここしかない。
天然記念物に指定されることは当然である
道の駅に戻り、ベンチに座って半端なく撮った写真のチェックをし、次に向かったのは「虫喰岩」である。
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風雨に侵食され虫に喰われたような、
無数の穴が岩全体に刻まれていて、
穴のあいた小石に糸を通して願掛けをすると、
耳の病気が治る言い伝えがあり、
虫喰岩に祀られている観音堂には、
小石がたくさん置いてあるという。
国指定天然記念物
「虫喰岩」
先ずは道の駅に行って、証のゴム印を貰い、辺りを散策する。
恐らく、人口の多い場所にある商業化された大規模な「道の駅」しか知らない人は、「滝之拝太郎や虫喰岩」などの道の駅を見たら【ナニコレ!】と言うに違いない
もうここは何十年も前から嫌っというほどに観てきたが、飽きることはない
威厳さえ感じるこの迫力は圧巻で、直接手で触って観るとその大きさに驚くのは毎回のことである。今ではここに来るのが年1回か、2年に一回なので、感覚的な新鮮さが保たれているのだろう
この道の駅の横の奥には、結構広い芝生広場に、ゲートボ-ル場、色鮮やかな鯉が泳ぐ「池」などが整備されていて、中に入って一周散策した。
「月の瀬温泉」に入ろうと行ったが、改装工事中で休んでいたのが残念だった
今日一日、グレ-バックに鈍る曇天の中での旅となったが、既に時間は3時半を回っていたので、いつもと言っても3回目だがお決まりの「車中泊地」へ向かった。
あまり人が来ない、古座川沿いにありトイレも完備と言う最高の場所で、着いたときは既にバイクキャンプの2台が川べりにテントを張って準備をしていた。
TVもラジオも入らない山中の
「大自然露天高級ホテル」
になる非日常のこの場所での
車中泊は何となく
ときめき感に満たされる
今日は雨が降らなかったことがせめてもの慰みであるが、予報では明日はの良い天気になってるが、明日こそ「日の出」を見たいので、古座川に向かって願掛けをした
夜中2時に目を覚ましたので、
外に出てみると何と、
満天の星が色濃く輝いていたのだ
又寝袋に身を任せて、
山行で疲れているのか!
すぐに意識がなくなった
(メモ)今日一日の走行距離は、183.7km
2日目の串本町「橋杭岩の日の出」に続く➡ ➡ ➡