今日もブル-バックに冴えわたり、
蜘蛛が巣を張り、
夏日が顔を持ち上げ、
汗をかき、
暑さを感じられるように
なってきた今回は、
1月30日以来の久々に
「学文字山」
へ行ってきた。
現地出発は「6時55分」である。
さて、先ずは「宝樹寺」によって今回の安心安全を祈願し、「学文字山」登山口から上がって行く。
大きな水道タンクまではメンテの為に、車の往来があるので綺麗に整備されている。
いつもはここから逸れて「源蔵山」に寄って行くのだが、昨日のウォ-キングで来てるので今回は省略した
サ-ここからが本当の細い山道に入って行く
途中で気温を見たら、既に「19.9℃」まで上がっていた。太陽光パネルのフェンスに沿って進んで行くが時折満開のツツジが迎えてくれる。
既にかなりの暑さがテンションを下げて来るが、
ちょうどそんな時に「第一休憩所」に着いて、
このブル-バックに冴えわたる「絶景」を観た時には、
暑さとしんどさを瞬間に忘れ、
自分の脚で来て、金では買えない「絶景」を
堪能する「低山山歩き」の面白さと楽しさは、
来た者だけが味わえる優越感がほとばしる
サ-どんどん進んで行くと、完全に尾根筋に出て来る。
途中で観た右側の向こうに見える高い山が目的の「学文字山」頂上である。
「第二休憩所」を通過してすぐに、この山最大の難所である急登が待ち受けるのだ。途中からはロープも張ってくれているが、ヒーッ、ヒーッ言って登って行くも、アキレス腱が引っ張られ、杖着く手に体重が掛かり、汗が頬を伝ったのは今年初めての体験であった。
かいた、かいた!
頭とちゃいまっせ!
汗でんがなッ!
何回も立ち休憩を入れて、「もうあとちょっとやッ!」と自分に「喝!」を入れやっとの思いで切り抜けた
なだらかな坂道となって進んで行くと、「学文字山」の少し手前にある、毎回楽しみにしてるあのオレンジ色の幟がある場所に着き早速「幟とツーショット」。「学文字山」のコースに来たらこの写真を撮って初めて来た思いになるのだ。
サ-奥へ向かって行くとすぐに
「学文字山」頂上展望台だ
到着してすぐに展望角度は狭いが、212mからの絶景を堪能した。
右側には「みさき公園」の灯台が、正面の眼下には昨日源蔵山へのウォ-キングの起点とした「深日漁港」のヤシの木の丘と広大な広場が一望でき、さらに左側にスパンすれば「深日港の白灯」が宙に浮かんでるように鮮やかだった。
充分に絶景を堪能した後、
汗でべたつく背中からリュックを降ろし、
水分を上から補給し、下から出した。
おとなしく繊細な人は、これを「放尿」といい、
剛毅朴訥な野生人は、これを「しょんべん」と呼び、
その中間的な大多数は、これを「トイレする」と呼ぶ。
どれを使うかによってその人の性格がある程度判明する
サ-少し戻った分岐点で「下孝子」方面に舵を取る。ここからは完全な尾根伝いで、湿気の含まないファジ-な風は心地よく、徐々に汗が引いていくのがよく解る
唯一途中にある隙間から、線路と二国が見えるのも絶景に感じる今日の天気は、テンションを上げてくれるのだ。
陰になった木々のある山道を抜けると、このコース最大の鉄塔が見えて来る。
まさにこの鉄塔広場こそ、
このコース最高のビュ-ポイントで、
視野角が広くて、晴れていればだが、
来た者を圧倒する美しさである
海までの山肌の新緑は見事で、深日港の「赤灯・白灯」の近辺は宙に浮いたように3次元で立体感があり、多奈二あとの整地された長方形の広大な土地は今後一体何に使われるのだろうかと、気をもんでいる場合ではない。
絶景感、開放感、満足感
の3拍子揃ったこの場所は、
今回の「学文字山」コースの
最大のビュ-ポイントである。
サ-前に歩を進めて行くと、山肌の綺麗さに加えて、何とも言えない透明感のある青空、そして木々の隙間から零れ落ちる木漏れ日、等々、天気が良ければ何でも美しく見えるのは、これ全て「太陽光」のお陰であることに感謝しながら進んで行くと、とうとう「南條池」方面への分岐点に着く。
この分岐点からは殆ど下り坂になっていて、時間の割りに距離が稼げる段階に入った。今回も何回も「蜘蛛の巣」に引っ掛かって嫌な思いもしたが、この時期になるとこれは当然のことであって、ハイキング人にとっては避けては通れない宿命である
中間あたりまで下ってくると、「岬CC」の芝生の上に全部でカートが5台あって、GWのプレイを楽しんでいた。
下山したらすぐに「南條池」の上池・下池を覗き、まるで外国にいるような錯覚に襲われるのは自分だけだろうか!
楽しみにしていた「ヤギ」は、一匹もいなかったのは非常に残念だったが、この光景の美しさに魅せられてさほど気にはならなかった。
さらにこの近くにある「和泉式部」所縁の「影見ヶ池」を観に行って東屋で最後の休憩を取ることにした。
この池は「蓮池」で、ピークの時は水面が見えなくなるほど、蓮の葉っぱで覆いつくされる光景も又見事である。
今回も大きな鯉を4匹確認できた。
東屋の陰に入ってタップリ休憩し、
陰の一切ない炎天下、舗装された農道を戻って行く
今回の「6.7km/3h49m」は、
まさに絶景三昧・絶景尽くしの、
最高のハイキングとなった☺️
低山ながらここまでの絶景三昧
が出来る「山」は多くはない
自分のテリトリ-としては、
和歌浦の「高津子山」と
岸和田の「神於山」を含めた
この3ヶ所である
ハイキングで「額に流れる汗をかいた」
今年初の体験は、いくつもの絶景に囲まれて、
不快感は一切無かったし、
乾燥したファジ-な風が
徐々に汗を飛ばしてくれ、
またこのコースに来たいと思わせてくれた
今日この頃・・・