昨日の花見の「和歌浦」ウォーキングは、
早朝からブルーバックの晴天に恵まれていたが、
一転して今日はブルーバックは無かった。
もうこの歳になると、
歩くことが一番大事と信じているので、
曇り空でも景色の良い
「深日港・深日漁港」界隈
へウォ-キングに行ってきた。
さて、深日漁港に着き、海を眺めてもグレ-一色だったが吹く風は気持ち良く、トンビは数羽舞ってるが、関空や淡路島は殆ど見えないという光景も又ちょっと寂しい。
いつもの海上釣り堀は「休み」で誰もいない。しかしよく見ると「サギ」が一羽今にも飛び立とうとこっちの様子を伺っていた。
歩を進めていくと「深日港」に着き、久々に「白灯」の間際まで行って見たら、テトラの隙間の潜って「根魚」を狙ってる人や、投げをしてる人、と釣り人が数人いた。
また道に戻って歩いて行くと、大阪港湾局の庭には一本の満開の「ソメイヨシノ」が咲いていた。
いいね~ッ!
この港湾局の真裏には、昔活躍したであろう「旅館orアパ-ト」の廃墟が、この曇り空の下で異彩を放っていた。
釣り人の姿を眺めながら「赤灯」の方へ進んで行く。ふと海上にある小さな岩場には「鳥」が数羽休んでいた。「深日の鳥島」である。
多奈川線の「深日港駅」の前を通過して進んで行くと、「オ-クワ」前の信号の所に工事中だった新しい道が完成していたが、まだ柵がしてあって通行止めになっていたが、開通すれば非常に便利になる。
サ-ここまで来たら「国玉神社」のコ-スとなる。境内を散策して参拝する。境内には数か所の神社が合祀されている歴史ある神社だ。
境内を散策してると「享保十九年」と彫られた崩れた灯篭があった。調べると(1734年)のもので、TVでお馴染みの「吉宗や大岡越前」の時代である。江戸幕府3大改革の一つで、吉宗の「享保の改革」は有名だ。ネットで確認をしてたら、「目安箱」という文字が目に入った。もう今の自分にとっては「死語」になってるが、サイトの文面を懐かしく読んで、忘れかけていた知識を「UP DATE!」することができた。
境内の裏側に回って、絶景が見える場所に行くも今日は当然冴えない。
「岬中学校」の方へ向かい大回りで深日漁港に戻った。歩いてると、もう汗が滲んでくるようになった今の時期が最高に過ごしやすいのだ。
今回の「6.0km/2時間」のウォーキングは、どんより曇り空の中、汗が滲む程度の心地よさと、吹く風は強かったがこれも心地よく歩けた。
さらに燈籠の「享保19年」は、帰宅後ネットで調べて忘れかけていた吉宗の「享保の大改革」を中学生になったつもりで、サイトを深読みしたことが今回の大きな収穫である。
特に印象深いのは、
将軍自から開封する「目安箱」だ。
今の時代ネットやSNSが、
その役割を担ってるようだが、
根も葉もないフェイクニュ-スや
根の深い犯罪にも使われているので、
江戸時代の「目安箱」とはとても言い難い。
高度に発達した複雑怪奇な今の世の中、
もっとシンプルになってほしいと願うものである。