十数年ぶりの「昭和山」と「槌ノ子峠」! | 紀泉伝次郎・趣味のブログ

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趣味のブログをメイン内容として、
日々の活動や微妙な心の変化などの日記として、
身体が動かず何もできなくなった時、
読み返して記憶をたどりたいので、
  【 将来の自分の為に! 】
出来るだけ多投稿したいと思います。

さ低山を歩き始めた初期の頃、「和泉・槙尾山~和歌山・高森山」迄の紀泉アルプスを中心とした界隈の低山を総なめにして、一番最後になってしまった挙句に、肋骨を折るという怪我をしてしまったイメ-ジの悪い「昭和山」に行って来た。

あの時絶対ここには2度と来ないと誓ったのに・・・!

さて「根来さくらの里」を出発して入って行く。尾根伝いに出るまでは倒木が何ヶ所かあるが、難なく行ける。「楠畑峠」からは尾根伝いに急登を上がって行く。

かなり上がっていた時、この大きな色鮮やかな「キノコ」が何故か落ちていた。イノシシだろうか! しかし丸い「ハートマーク」が笑わせてくれる。

さらに進むと、眼下には採石場から大きく湯気が上がり迫力があったが、木や枝が邪魔になって見晴らしがよくない。更に少し目を右側に移すと「焼却場」から煙が黙々と上がっていた。

目を上に向けると「ボンデン山」の電波塔と展望台がくっきりと見えた。

さらに採石場の下には「風吹峠」のトンネルの入り口が見えた。ここからの眺めは、何か活気を感じた。

ここを最後に全く展望の利かない尾根道を進んでいく。徐々に「雪」があちこちに残っているのが散見されるようになってくる。

道中、「ホコリタケ」を筆頭に色んなものを見せてくれて、テンションは徐々に上がって来た。もうすぐ「昭和山」である。

すると「川上新道」の古い標識があった。この「川上新道」という言葉自体が懐かしい。

着いた。「昭和山」である。十数年前に来た時は、こんなにスム-ズに来ることはできなかった。当時はまだガラケ-がメインで山地図のアプリも無かった時代なので、整備もされて無くて、情報が一番無かった山であった。だからここまでスム-ズに来れたことが自分にとっては不思議なくらいである。

懐かしさのあまりたっぷり休憩することにした。まず三角点のアプリを開いて、自作のボードに書き込み、「山名」と「点名」が違うことを証明する。

しかし思い起こせば、ここまでの道中に「看板」や「標識」は殆ど無かったが、きっちり「テープ」がふんだんに付けられていたのでスム-ズにここまでこれた。

続いて、ちっこい椅子を組み立てて熱い紅茶を飲む。たっぷり脚休めの後、霞んだ和歌山市内の写真を撮り、いざ「槌ノ子峠」に向かう。

しかしここからが想像もつかないエグイ道が待ってるなんて、

この時には知る由もない!

ともあれ「昭和山」で気分を良くして、るんるん気分で「槌ノ子峠」に向かって進んでいく。珍しく分岐点標識があった。また「泉南岬線54番鉄塔」があり、晴れていて申し分ないトレッキングだった。

ここまでは!

しかし少し下ったところにあったこの「関電鉄塔道標識」から以降は、道は一変、いや激変するポーン

道を塞ぐ倒木は当たり前、シダで見えなくなってる道、目当ての「テープ」は途絶え、歩き難い事甚だしい。ここで唯一頼りになるのは「スマホの地図アプリ」であるが、過去歩いた人の点が大きく膨らんでいて、迷って歩き回ったせいだろう。

途中でこの標識を発見できてかなり「ホッとした!」ことは鮮明に覚えてる。ここからがまた更にエグイ状態の道が続き、「迷う事4回!」。頼りはアプリ地図しかないが、それでも迷うのは、ややこしい道での「テープ」の付けた場所にあった。これにも信じて行くが、途中で無くなったりで、久しぶりの冒険となった。

特に、「槌ノ子峠」手前では、何かをつかまないと上がれない急坂を上がったり、何かをつかまないと下れない急坂など、この状態で本当に「槌ノ子峠」に着くのだろうか! と心細くにもなった。また出発してからまだ一人も出会っていない、ということもあり、一番注意したのは、怪我をしないようにと細心の注意を払った分、時間もかかったのだ。

上がったり、下がったりの起伏の多さにも驚いたが、なんとか「槌ノ子峠」に着くことが出来た。ここまで来たらもう安心である。しかし既に5時間34分も経過してる。  強烈だ!!

【注意】

[昭和山」から「槌ノ子峠」までは

絶対に一人で来てはいけない。

くじいたり骨折して歩けなくなっても

誰とも会うことが無いし、

携帯で救助を求めても自分の

位置を教えることの難しさ、

があるからである。

さて「楠畑」の集落に向け出発。集落に入ったら、家の前で作業をしてたおじさんと話す。話の中で、先日立て続けに「遭難者救助」の為にヘリコプタ-が飛んでいた!、と聞き、今身をもって体験してきた自分にとっては良く理解できる。山歩きの経験不足な人は必ず迷って道に出ることが出来ないことがよく分かるのだ。

暫く舗装道を下って行くが、計画居てた道に入ろうとすると、こんな案内と共に、入り口にはイノシシ除けの為に全面的に「柵」がしてあって入ることが出来ない。シャ-ないのでもっと下って行くことにするが、時間が倍かかるのを覚悟した。

スマホ地図で確認したら、近道が点線であったので入って行くと、赤いメッシュで覆いをかけた道に出て奥へ上がって行くと、これまた500mほど奥まで来た時、「リフト」のようなものがあり、ここで行き止まり。もう脚がヘロヘロになっていたところにこれである。気が滅入る!

しかし思い直してまた来た道を戻り舗装道へ出る。もうこの時には「近道!」は諦めて、倍時間かかってでも遠回りでもよいので安全安心な舗装道を通って行こうと決めた。

「堀河ダム」の前を通って、県道と並行する長い緩やかな舗装道を「道の駅」に向け上がって行く。もうこんな緩やかな坂でさえキツイ!

「道の駅」が見えて来た。安堵感に満ちた「男の大きなため息!」は、背中に疲れがドットコム!

着いてすぐにトイレと缶コ-ヒ-ブレイクコーヒー

「今日は修行だった!よう頑張ったな~!」

と自分を慰めて今日の一日を振り返るガーン

念のためと思い、店内に入ってミカンコーナ-に行くと、あれがあった。「はるみ」ちゃんである。この時期の特に好物のミカン「はるみちゃん」である。

二袋買って「今日のご褒美!」としたOK

今回の「7時間40分、13.7kmは、20km以上に相当する疲れであったが、「健康とやる気持ち!」が伴っていたからなし得たことだと考える。

年々体力が減退して行く年齢だが、

まだまだイケル実感を体験させてくれた

今回のキツい「トレッキング」は、

目「人生死ぬまで修行!」目

という事を強く意識させてくれたグッ

 

歩行距離・・・・7h43m

所要時間・・・・13.7km