熊野古道・湯浅起点「糸我峠」と「施無畏寺」 | 紀泉伝次郎・趣味のブログ

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身体が動かず何もできなくなった時、
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出来るだけ多投稿したいと思います。

先週の日曜日は、有田市の宮原起点の熊野古道「糸我峠」を目指したが、今回は逆方向の湯浅起点で「糸我峠」を目指した。

今回は「chan kobaさん」を誘っての二人旅である。有田の「鮎茶屋」で合流し、湯浅に向かい「湯浅観光用駐車場」に入って、いざ出発。

「熊野古道」は、単なるウオ-キングや山歩きではなく、歴史を感じ、風呂敷を背負って草鞋を履いて歩いていた時代の人々と思いを共感できるところに楽しさやしんどさ、絶景を見渡せる場所で休憩し、昔の人は何を思ったのかをイメ-ジしながらの旅は、

なかなか非日常的で醍醐味があるチョキ

さて「湯浅観光駐車場」について、色鮮やかなオレンジ色の珍しい滅多に見ることが無い「津波救命艇」を眺めながら、歩き始めた。

市街地を離れて熊野古道に入った途端に、そこは「方津戸峠」だった。進んでいくと「弘法井戸」「腰掛岩の跡」などの史跡が並ぶOK

しばらく行くと真新しい拝殿の逆川神社の境内に「逆川王子跡」があり、またその横には「明和元年」と書かれた灯篭が並んでいた。帰宅後に調べたら(1764年)で、田沼意次、与謝野蕪村、平賀源内、杉田玄白、伊能忠敬、などが名を連ねる年代である。

さらに行くと、「熊野古道道六路びっくりという「六路」に疑問が出る。熊野古道は確か、①紀伊路、②伊勢路、③小辺路、④中辺路、⑤大辺路、の5路ではなかったか!あと一つは一体どこなのだろう!

もうすぐに「糸我峠」に着くが、その手前には前回も撮った展望の利く場所で写真を撮るカメラ。湯浅町内の全景が望める絶景である。

「糸我峠」に着いて記念写真カメラを撮り、やっと休憩に入る。5日前にも来てるので、この見慣れた風景にホッとする。しかし今日は一月とは思えない程汗をかいて気温が高く暑い。前回はここから「有田の宮原」に向け下山したが、今回は湯浅の「栖原海岸」に向け大回りをする。

道中の景色を見ながら「ミカン畑」の間を通って行く。すると「鹿打坂」に着くと「役行者」所縁の祠があった。

途中で色々迷ったりしたが、本道から逸れたところに上がってみると赤い「鳥居」が見えて来た。何とそこは日本最古の稲荷神社である「本朝最初・稲荷大神社」お願いだったのである。実はここは来る前から標識だけのものと思い、期待していなかった場所なのだが、発見したとき一気にテンションが上がった本日最高の場所100点となった。

これをきっかけに「栖原海岸」に下るまで色んな史跡などに出会えることになる。

「和同開珎出土地」があり、まだまだ「ミカン畑」の中を通過するも一望に見渡せる山の斜面の「ミカン畑」の光景は絶景だったグッ

「白上山」の三角点を探しに行く途中の分岐点である。「明恵上人」の名前が出て来た。三角点アプリではもうすぐ近い。道から逸れて薮中を少し入ったところにあった。「chan kobaさん」オリジナルのボードには「四等三角点184.3m」で、点名・栖原と記入された。

さらに進むと、国指定史跡「明恵紀州遺蹟卒塔婆」と書かれた石碑が見えて来た。逸れて上がって行くと、錆びた鉄策に囲まれたいかにも古そうな大きな「卒塔婆」が現れた。風化して文字は読めないが迫力があるグッド!

さらに上の方へ上がって行くと、大きな岩場があり、眼下の湯浅湾から南部方面を見渡せる「超一流の絶景!」OK目を堪能することが出来た。

これが「西白上山」だろうか! しかしそれにしても見事な絶景であった。

ここからは「施無畏寺」の方へ下って行く。先ずは奥の院からだ。

1231年建立の「県指定文化財」である。「開山堂」には「南無明恵尊師」と書かれてあり、瓦には「施」という文字が入っていて、梵鐘の太い柱もその古さを醸し出していた。

「施無畏寺」の山門に来ると、小さいながらもその鬼瓦や鯱、さらに「龍の彫り物」があり、当時の大きな権勢を偲ばせていた。寺好きの自分にとってもなかなか珍しい山門であることが解るおねがい

目の前に見えて来た海岸線迄あと少しとなった。県道との合流地点には、栖原海岸の看板が大きく目立っていた。目の前の海岸線で、二人で昼食休憩をすることにして「カップ麺」を食し、本日2回目の大型休憩を取ったカップラーメンコーヒー照れ

さらに海岸線を進み、「栖原漁港」を眺め、「朝陽夕陽百選」晴れの碑のある岩場に入ってみると釣り人が数人糸を垂れていた。

駐車場に戻って今回の「熊野古道歩き」を終えたが、「chan kobaさん」が湯浅の「重伝建」に来たことが無いので、折角の機会だからとリュックを置いて、古い街並みを散策することにしたOK

ほぼメインな通りを散策した後、何故か「シラス丼」を食べる話になって、早速行くことにした。観光駐車場横の「うまいもん蔵」の2回へ上がって、しかも外にある大きな丸いテ-ブルで、外の風に当たりながら二人並んで食した「シラス丼」は美味かった。

「chan kobaさん」の眩しく光り輝く「テカリ!」が

強烈な〈はげみ!〉インパクトをくれる。

これが一層味にうま味とコクを加増したのは、

今日の歩き回ったご褒美か!筋肉目筋肉

添え物に出た「金山寺味噌」が美味かったので、食後1Fに降りて販売所で確認の上、買ったものである。

一人で来た5日前の

「有田宮原橋➡得生寺➡雲雀山➡糸我峠➡熊野古道➡得生寺➡有田宮原橋」のコースよりも、

今回の二人で来た

「湯浅➡熊野古道➡糸我峠➡鹿打坂➡本朝最初・稲荷大神社➡史跡明恵紀州遺蹟➡施無畏寺➡栖原海岸」と糸我峠以降の遺蹟や絶景は、遥かに前回を凌ぐ楽しさや面白み、感動があったのは言うまでもない100点

そこには今回二人で来た、ということが大きい。しゃべりながら歩くという事は、しんどさを遥かに軽減し、笑ったり情報交換したりの山行は、時の経過を気にせずに、また一人だったら行かないような場所でも行って見ようという気持ちも湧くグッ

遠方まで来ての今回は、

記憶に残る訪問地となったが、

忘れることのない記憶に

なった事は間違いない100点拍手

 

歩行距離・・・10.8km

所要時間・・・5h40m