「化物使い」「真田小僧」に関して(笑二) | 談笑の弟子!! ブログ

談笑の弟子!! ブログ

立川談笑の弟子による勉強会のブログです。

この度は第三回目となる勉強会にご来場頂き誠にありがとうございます。

この記事は、今回僕の演った「化物使い」と「真田小僧」についてです。

テーマを持って挑んだ前回の勉強会とは違い、今回は単純に僕が面白いと思っているネタを演らせて頂きました。

「化物使い」は、普通に面白いのにあまり演っている人を観たことがなかったので、ここぞとばかりに演らせて頂きました。

事前に吉笑兄さんから「化物使い」が大ネタであるということは聞いていたのですが、そこまでぶっちぎりの大ネタだとは思っていませんでした。完全に勉強不足です。

ただ、事前にぶっちぎりの大ネタだと分かっていたとしても僕は演っていたのではないかと思います。
理由は「そこに山があるから」みたいなやつです。
まぁ、その台詞を言ったとされるジョージマロニーさんは、そこにある山を登山中に行方不明になって死んじゃったみたいですけど。

「化物使い」では、出てくる化物を変えるという事も出来そうだとは思ったのですが、良い案が思い浮かばずそこをいじってみても薄いアレンジにしかならなかった事と、そもそも僕が面白味を感じた所がそこではなかった事があり、出てくる化け物は従来通りの、一つ目小僧、のっぺらぼう、三つ目入道のままにして、とにかく乱暴な隠居のキャラクターに力を入れました。

課題はその乱暴な隠居を演じる僕自身のパワー不足で最後まで押しきる事が出来ずに後半失速してしまった事です。
そのパワー不足を実感出来た事も含めて、「化物使い」を演ってみて良かったと思っております。


「真田小僧」は、自分が面白いと思っているところを強調するために受けそうなポイントを少しずらして演ってみました。

結局、「化物使い」もそうなのですが、僕は新しく面白味を足す事が苦手なので(おいおい、それで良いのか?)、面白いと思うポイントをくっきりと際立たせる事を普段から意識しています(そのポイントを完全に間違えたのが、去年の10月に月刊談笑で演った「狸の札」なのですが・・・)。

それで今回の「真田小僧」ですが、ポイントは間違っていなかったのではないかと思います。
ただ、なぜか「化物使い」の時よりもフワフワしていて思っていた通りに出来なかったのが悔しい所です。

あと、どれだけ稽古をしても
母親を指す「おっかさん」を「おかっさん」と言ってしまう謎の現象が起きたので全て「おっかあ」で統一させて頂きました(なぜか「おとっつあん」は普通に言えます)。


以上が今回の僕の演ったネタについてです。
またのご来場、お待ちしております。

立川笑二



Android携帯からの投稿