皆様、こんにちは。しあわせ母ちゃんです。
春の嵐になっている今日の南関東。
ユウト君が出かける時間帯も雨風ともにすごいことになっていました。雨でも雪でも長靴は禁止で、革靴でないといけないようで、妙な校則だと思う。
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録画がたまっている「映像の世紀 バタフライエフェクト」をDVDにしておいてくれとユウト君に頼まれて、ただいまダビング中。
ダビングしながら見ようと思ったのですが、ジェノサイドを扱った回はやはり内容が内容だけに見ていられなくなった母ちゃん。
ナチスのだけでもつらいのに、ルワンダのとかウクライナのとか、どんどん出てくるからね。
眼をそむけたくなる歴史も多いですが、それでも母ちゃんはユウト君に歴史はしっかり学んでほしいと思っています。そのためにこの番組は最適です。
以前、アメリカの同時多発テロの映像を見て驚愕していました。母ちゃんは当時、NHKの中継中に2機目の飛行機がビルに激突したのを見てしまってショックを受けました。その話はユウト君にしていたのですが、それでも自分が映像を見るまではどれだけの惨事だったかピンと来ていなかったようです。
なぜあのようなことが起きたのか、そしてその後どうなったのか、「映像の世紀」ではしっかり伝えていました。
別の回で、ヒトラーとチャップリンを対照的に見せているものもありました。
↑あの回はたぶんこの本を基にしているんじゃないかな。
その時、ユウト君は演説するヒトラーの映像を見て言いました。
確かに上手い。当時の人が支持しちゃった気持ちもわかるなあ…。
↑思想に共感するとかそういう話ではなく、あくまでも演説の仕方という意味です。
演説の上手く、人の心をつかむのが上手い、カリスマ性のある人が出てくると、社会情勢が一気に変わっていく典型的な例ですよね。
アイツはヤバイ!と大衆が気づいたときにはもう遅い。
そういうことを知ってもらうには、映像資料はいい教材です。
イギリスのチャーチルだって、人物事典には「勝利のVサイン!」とか見出しがついて、さほど悪いようには書いてなかったりするけれど、実際にはそんな褒められた人物でもない。
(そういえばユウト君、「ウィンストン・チャーチル」の映画を録画していたな。見たのかな?)
「映像の世紀」でもチャーチルが出てきたことがあったような気がする。
人物事典・映画・資料との違いなど、いろいろ知ってほしい。そして考えてほしい。そう願っています。
母ちゃんは子どもに歴史をしっかり教えるべきだと考えています。
以前、何があったときか忘れましたが、ある芸能人が「日本の教育は過去のことばかりで未来を教えてくれない。もっと未来がどうなるかを教えてほしい」って発言していた記事を読んだことがありますが、その時も
アホか!
と思いました。
何のために歴史を学ぶのか。それは未来を創るためです。歴史は繰り返す。だからこそ歴史を知っていることで未来が見えるし、それを変える必要があるならば変えていくだけの知識にもなる。ただ「過去のこと」じゃないんですよ。
現に、ロシアのプーチン大統領だって、スターリンの影響を受けているでしょう?
母ちゃんがユウト君に学んでほしいことは、国語・世界史・経済です。
もちろんこれだけでいいと言っているわけではありませんが、この3つは絶対だと思っています。
ユウト君が将来どんな仕事をするにしろ、この3つは必要になると思います。
この「映像の世紀 バタフライエフェクト」を見た若者が、それを(間接的にせよ)きっかけにして世界の平和に貢献するような人材になったら…。それがこの番組の意味する本当の「バタフライエフェクト」なのかもしれない、と思いました。