こんばんは。
昨日、父ちゃん(←訳あって、只今別居中)に会いに行き、大喜びだった息子君が可愛かった母ちゃんです。
「次は泊りに来るからね!」なんて目をキラキラさせて言われちゃあ、多忙な父ちゃんも拒否できまい。
父ちゃんも息子君が大好きですからね。
さて、本題。
今日は乗馬クラブの日でした。
最近、ここではあまり話題にしませんでしたが、一応、月2~3回、レッスンを受けてさせています。
2ヶ月くらい前に感想を聞いた時は、「同じようなことばかりするから楽しくない」と言っていた息子君。
でも、同じようなことばかりするのには理由があって、息子君が先生の指示やアドバイスを聞けず、ポイントとなることをマスターできないからです
生徒だけが馬に乗っているので、先生は低いところから参加者全員に声をかけるんですね。そうすると、息子君は自分に言われているようには捉えず、BGMのように聞き流してしまう。
自閉症であることは入会の時に伝えてあるんですが、他の人と同じレッスンを受けている以上、息子君だけ特別扱いもしにくいでしょう。(たぶん、この点は情報共有されていないと思われるし)
で、いつまでも上のクラスに上がれず、似たようなことばかりさせられているのでつまらないと言っていた息子君でしたが、10月に入り、少し様子が変わってきました。
一番下のクラスにいることは変わらないのですが、積極的になってきたのです。
何しろ、馬を「可愛い」と言いだしましたから。
これまで動物が好きでも、それは生態に興味があるとか、姿がかっこいいとかという理由で、可愛いという愛情のようなものを感じているようには見えませんでした。
そんな息子君が馬を可愛いと言いだしたのです。
これは良い変化
で、今日のレッスンも、息子君は楽しみにしていました。
今日は初めて担当してくださる年配の女性の先生。
こういう方の方が、話を聞けない子どもに対しても寛大なのではないかと、母ちゃん、ちょっと期待。
息子君の通う乗馬クラブでは、レッスンが終わると、先生が一人一人に対し、アドバイスをノートに書いてくださいます。
これまでの息子君は、「~しましょう」「~に気を付けましょう」という注意ばかり書かれていた(「何もできないけれど、楽しんでいるようだから、それでいいです」みたいな投げやりなコメントを書かれたこともあります。母ちゃん、その先生のクラスには二度と申し込まない)のですが、今日は少し違いました。
“リズムは取れています。馬の動きに合わせられるといいですね。手綱を短く持つことを注意しましょう”
お。リズムは取れるようになったの?
前回の先生には「リズムを取ろうとしているのはわかるけれど、取れていない」と言われたのですが、今日はリズムが取れていると言っていただけました。
少しずつ前進はしているんだな
馬の気持ちを考えるとか、乗馬をすることで体幹を鍛えるとかいうレベルには、まだ達していません。
でも、馬を可愛いと思えれば、気持ちを考えようとすることにつながっていくのではないかと思うので、最近の息子君の変化は嬉しいです。
うまく乗れるようになれば、体幹も鍛えられるでしょうし。
できれば、乗馬が得意になってほしいけれど、それはまだまだ先かな。。。
先月、児童精神科の先生に言われたんです。
義務教育の間、息子君はつらいだろうから、いざという時に逃げられる場所を探しておいてあげないさいと。
息子君の凸凹が認められ、凸の部分が伸ばされるような場所であれば一番いいって。
先生はフリースクールのようなところを念頭に置いていたかもしれないんですが、母ちゃんは学校代わりに通えるところ以前に、学校に耐えられるような別の息抜きの場所を作ってあげることのほうが先ではないかと思っていて、バイオリンか乗馬がその役割を果たせたらいいな、と。
そういう点からも、息子君が馬を可愛いと思うようになってくれたことや、わずかながらも前進しているというのは、嬉しい変化なのです。