岸本謙仁式釉薬道場公式ブログ

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24Nov
- お問い合わせ
  陶芸教室からの依頼で、釉薬の出張講座をしております。陶芸教室では、作品の造形や削りがメインで、釉薬についての指導が手薄になっていると言う所が多いです。釉薬について勉強不足な自覚はあるが、何を勉強していいのか？分からない。焼き上がりが上手く行かなかった時の原因追求が、イマイチ良く分からない事がある。講座を受けた教室の先生からは、以下の理由で喜ばれております。生徒が陶芸の奥深さに目覚めて、辞めなくなった。とても有難い。紹介が増えて、生徒数が増加。活気が出て嬉しい。受身な生徒が自主的に公募展にチャレンジ。質問が多くなり、指導が楽になった。作品の売り方の知恵、アイデアを沢山もらえた。作品販売が楽しみ。陶芸産地のエピソードが面白くて、とても興味深かった。　シニア世代向けの、「岸本謙仁・陶芸道場」の門下生を募集中です。陶芸産地の知恵である、生涯現役の習慣が身に付きます。介護ゼロの健康を土台にして、外国人を魅了する日本の｢伝統の焼き物」の奥深い色彩を、プロの伴走により1年間追求して行きます。21世紀になり、作品が売れなくなったという相談が多くなりました。作品の価値が伝えられないことで、作品が売れなくなっていることに気づき、独自に16年間マーケティングを学び続ける。陶芸業界は、最もマーケティングが遅れていると思います。そこで異業種から学ぶファン作り（マーケティング）も学ぶ事が出来る画期的な内容にしました。まずは、「岸本謙仁・陶芸道場に興味あり。資料を送って下さい。」とメールをください。お問い合わせはこちら >
12Nov
- 初めての方へ
  どんなことをしているのか美濃は、日本で数ある陶芸産地の中で最大規模を誇り、業務用食器の約60％を生産しています。例えると、他の陶芸産地は専門店で、美濃はそれらすべてが入店しているデパートといった感じで、ほぼすべての焼き物が揃っています。陶芸産地・美濃（岐阜県）で、釉薬作りを約30年ほど（2018年まで）しておりました。釉薬は100種類（ほぼすべての産地のやきものをカバーしています。）作っておりました。私の場合は創業者の父がプロの陶芸家と言う事もあり、産地内のプロ向けには、特別にカスタマイズした特注の釉薬を別に100種類作っていました。このような多品種・少量の対応は、大量生産で有名な美濃の同業他社にはない希有な存在です。陶芸における釉薬は専門性がとても高く、ご質問やご相談が毎日絶えない状況でした。釉薬は陶芸作品の色を付けるモノですが、絵具やペンキとは違い狙った色を出すには経験や知恵と奥深いノウハウ（粘土選びや焼成方法）が求められます。その点、産地内には各分野（粘土職人、陶芸窯職人、原材料の目利き、ベテランの窯元職人、プロの陶芸家など）の専門性の高いプロが揃っており、ネットワークを使って様々な角度からの見解を、常に吸収していました。この経験が作品制作のアドバイスをする時に活かせています。このような背景がありましたので、通販客には、ちょっとしたアドバイスで「コンクールに入選出来ました！」とか、「作品が売れました！」等などお喜びの声が沢山届いていました。また、陶芸専門誌「陶遊」に連載記事を書くようになると、日本全国から岐阜県の岸本釉薬まで御相談に来る読者が急増しました。依頼を受けて、陶芸教室や公民館、生涯学習、特別支援学校などへ出かけて研修や講座をするようになりました。どこに出かけても、私の回りでは釉薬について教えてくれる人がいない！というお言葉と共に、「こんな貴重なノウハウを公開して良いのですか？」と驚きと共に大変喜ばれておりました。陶芸教室では、粘土で形を作ることは教えてもらえますが、釉薬についてはほとんど教えてもらえません。陶芸教室のノウハウでは飽き足らず、自分でミニ工房を作って陶芸に励む人が困るのは釉薬についてです。陶芸業界は「売りっ放しでフォローが無い。」という言葉も頻繁に耳にしています。こんなに釉薬で困っている人が多いのなら、製造業を辞めて教えて回った方がよりお役にたてるのでは？と考えるようになりました。どんな人に役立つサービスなのか作陶している方でしたら、必ず使う釉薬。でも、実際にはあまりよく理解していない方が多いです。何故かと言うと、陶芸の学校を卒業した方であっても、釉薬について教わるのは「釉薬の作り方と概論」のみで、現場経験者から知恵を教わると言う事が無いからです。釉薬は種類が多く釉薬ごとに性質が違ったりするので、ぼんやりと使っていると、上手く行ったりダメだったりを繰り返します。仕上がりがイマイチピンと来ないとか、明らかに失敗だけれど、どう改善して良いか？分からないという方は多いと思います。何故そう言えるかと言いますと、これまで通販客約2000人に直接お会いして、悩みを聞いてきたからです。こうしたことを知らずに、陶芸は難しいとか、私には才能が無いのかも？と考えている方々が多いのが勿体ない気がします。このブログでどんな情報を発信していくのか？釉薬の基本的な知識は、意外と抜けている方が多いです。その他に明らかに作品制作で躓きやすいポイントとか、よく陥り易い失敗例とかがあります。こうした基本的なことを学んでいくと、作品は見違えるほど良くなっていきます。陶芸産地で釉薬作りをしていたというと、職人気質で質問しづらい印象を持つ方もいるかもしれません。陶芸家の先生だと、あなたのレベルまで降りてきてアドバイスはしてもらえないです。そのため、陶芸家からこうアドバイスされたけれど、どういう意味？と真意を聞かれる事も多いです。つまり、陶芸家からの助言を翻訳している感じです。私は日本全国の通販客約2000人の悩みに寄り添ってきたり、陶芸専門誌「陶遊」に40回という長期連載記事を書き続けて、読者のご質問にもお答えして来た経験があります。作陶している方々でしたら、なるほど！と感じられる情報を提供して行きます。作品制作が上手く行くために、知っておくべき情報をお伝えしていきます。
- プロフィール
  釉薬の匠　岸本晃日本最大の陶芸産地・美濃で1963年生まれ、父は陶芸家、家業は釉薬製造業。大学卒業後は東京でサラリーマンをするつもりだったが、両親の離婚で急きょ実家の釉薬製造業を継ぐ事に。父が創業した家業の2代目なので、すでに製造レシピは揃っていましたし、固定客もいて、バブルの時代で景気は良かった。しかし、何の準備も無くいきなり現場に放り込まれ、実務をするには荷が重すぎました。お客から頼まれると断れない性格で、無理難題、沢山仕事を背負ってしまい苦しむ日々が続く。たまたま、国立陶磁器試験場を退官された釉薬の権威、加藤悦三先生が近くの中京短期大学に移っており、地元の為に陶器講座を毎年開催。ここで実務を学び、これをきっかけとしてやるべきことがだんだん分かって来ました。釉薬は陶芸の中で専門性がとても高く、プロの陶芸家でも最も悩み時間がかかる、出来ればやりたくない、専門家に任せたい作業です。たまたま、創業した父が陶芸家だったために、陶芸家用の手間のかかるレシピが沢山ありました。これらをカスタマイズしたりしているのは、同業他社にはありませんでした。こうした事に気付けたのは、日本全国釉薬小売通販を始めてからでした。通販客向けには通常、失敗しない釉薬を作って販売するのが常識ですが、岸本釉薬はそれではつまらない！と地元で作っている釉薬をそのまま通販でも販売。しかし、山のように質問・相談の雨あられの毎日。現場のたたきあげだった為に、遠方に出かけてアフターサービスを行っている。
11Nov
- イベント・セミナー
  通販客が60歳代、70歳代のシニア世代が中心でした。長い間お付き合いのあった通販客から陶芸を辞めました！というご連絡がしばしば私の元に届くようになり、心を痛めていました。コロナ禍になり、ステイホームの時期に入り、これはだれでもぶつかる大きな問題である！と気付かされました。そこで、今後いつまで陶芸を続けられるのか？健康不安を抱えている方々向けに、私が生まれ育った陶芸産地のプロの陶芸家たちが生涯現役である！という知恵が役立つ！と思いました。そのための習慣に着目し、それらを身につけながら、作陶の夢を実現・目標達成をしていく1年間のプログラムを開発。2023年12月～開始します。歴史と伝統がある日本の陶芸が米国人の心に響くので、インバウンド外国人が増加中の今がチャンス！200人のプロの陶芸家を釉薬作りで支えてきた岸本釉薬が持っている日本の伝統のレシピを大公開。これら伝統の焼き物のレシピを使いこなせるようになるまで、フィードバックを繰り返します。また、よりよい作品作りに励むだけでなく、それを人が買うまでを橋渡しするマーケティングも教えます。陶芸業界はマーケティングが最も遅れている業界です。