表彰 | 台湾生存記録

台湾生存記録

限界独身中年男性
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海外に極力行きたくない人間の海外生活記録

今日は会社で表彰式がありました


うちの会社では毎年各事業部門ごとに
成果を上げた人に対して表彰があるんだけど
今年は自分がそれに選ばれた

と、こう書くと自分が成果を上げてすごいように聞こえるけど
実際は全くそんなことはなくて
単に台湾にいるから表彰されただけ


今うちの会社は社長と研究部門のトップが
なぜだか台湾ラブラブ愛してる人間で
台湾での研究開発に力を入れてる

その方針に成果があったことを示したいのか
去年も台湾の他のチームが受賞したし
とにかく台湾にいる人を表彰したいらしい

ちゃんと自分の成果が認められて
表彰されるのならきっと嬉しいんだろうけど
別に大した成果もあげてないし
開発テーマとしてもあまり将来性がないのに
台湾にいるってだけで受賞しても
なんだかなぁって思ってしまう



果たしてそんなに台湾がいいんだろうか



確かに半導体関連の企業はたくさんあるし
直接的に関係するような事業については最重要だけど
だからって日本が劣っているようには思えない


こっちに来ていくつもの台湾企業と面談したけど
必ず聞かれるのがなぜ台湾に来たのかということ
取ってつけたような理由を言っても
いつも相手は釈然としない表情をするばかり


一緒に働いてる台湾人と話すと
日本の方が技術力は高いし
マーケットも大きいし
装置や材料のサプライヤーも多いし
絶対に日本の方がいいとのこと

自分もそう思う


もちろん台湾には台湾の優れた部分があるけど
日本も別にそれに劣ってるとは思わなくて
必要以上に日本を卑下しなくていいし
必要以上に外国を礼賛しなくてもいい


自分が1年間台湾で研究してて思うのは
すぐに転職しちゃうからか技術力が低いことと
国民性なのか仕事が雑で大雑把なこと
そして色んなサプライヤーが乏しいこと

一方で利点としては
やると決めた時のスピード感と
コンプラ無視してでも進めるところと
新しいものにリスクを取ってでも取り組む姿勢

なので個人的には
日本が劣ってるのはマインドの部分で
研究開発する環境としては日本の方が優れてる
そんな風に思うな


マインドだけなら
場所は関係ないはずなんだけど
人の意識や会社風土なんて
そんなすぐには変わらないだろうし
やっぱり台湾に来るのが手っ取り早いのかなぁ


職場からの景色を眺めながら
こんな何もないところにわざわざ来て
日本では得られないものが得られるのだろうかと
改めてそんなことを考えてしまった



話は冒頭の表彰式に戻るけど
挨拶の一つくらいはするのかなと思ってたら
偉い人が賞状を読み上げただけで一瞬で終わって
なんだか拍子抜けしてしまった

これならわざわざお昼休みに
オンラインで繋がなくても良かったのにな
ぷんぷん