伝える力 | 久喜市議会議員 貴志信智(きし のぶとも)オフィシャルブログ「FROM HERE!」Powered by Ameba

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LINEをはじめ、直感的なコミュニケーションツールは非常に便利で、私もその恩恵をフルに受けています。

おかげで、多人数でのメッセージ交換も一瞬で可能になりましたし、

言葉にするのが難しいニュアンスも、スタンプを使えば容易に表すことが出来ます。

しかしながら、このようなコミュニケーション手段の変化は、子どもたちの『伝える力』を低下させている気もします。

中学生世代と接していて感じるのは、とにかく文章を読めないし、書けないと言うこと。
そして、自分の言葉で語れないということ。

具体的には、高校入試などの問題を解く際に、解答を導く以前に問題文の読解が出来ないのです。(国語以外の科目も、最近の入試は設問自体が長文です)

私はこの要因は、『日常のコミュニケーション』と『試験で求められるコミュニケーション』のギャップにあると思っています。

例えば、facebook(mixi)→twitter→インスタと、SNSの隆盛が移り変わっているように、日常使われるネット上のコミュニケーションにおける『文字数』は減少傾向にあり、

今まで口頭で話していたような内容も、画像やスタンプ、極めて短い文章の連続交換により代替されています。 

一方で、教育界のトレンドは『思考力、表現力』重視。

高校入試では一問一答に代わり、文章での『記述』を求める問題が増加傾向にありますし、

センター試験に代わり、2020年から導入される新試験には、記述式問題が出題される予定です。


(出典サイト)

さらに就活となれば、ある程度の文量の作文(小論文)を求める企業も少なくありません。

このように、日常のコミュニケーションにおける『文章』が減少している世代が、試験では『文章記述』を多く求められる、という矛盾が生まれているのです。

新たなコミュニケーション文化が生まれることは喜ばしいことですし、変化は大歓迎です。

新たな文化を否定するのであれば、我々はちょんまげを結わえ、毛筆で文字を書き続けなければなりません。。。

しかし『日常のコミュニケーション』と『試験で求められるコミュニケーション』にギャップが生じているのは確かです。
  
思いつきの一筆書きで書いたもので、何か統計資料に基づくわけでもなく、

『数多くの文章に触れ、また文章を作る機会を増やす』という月並みな方法以外に、ギャップを解消する方法は思いついていません。

今回は私個人の感想として書いてみましたが、コミュニケーションに関わる研究などに触れて更に客観的な内容を追求していきたいと思っています。

via 貴志信智 公式サイト
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