兵庫の野々村氏をはじめ、全国の議員の使い方が不透明なため悪名高い『政務活動費』。
その額は自治体により千差万別で、野々村氏の兵庫県議会はなんと月額50万円。
久喜市議会では、月に3万円(3ヶ月ごとに9万円)支払われ、3ヶ月ごとに外部の監査を受けることになっています。
公正な使い道は、適切な情報公開から。領収書と併せて、政務活動費の使途を公開します。
【政務活動費の使い道】
4月~6月分 支給額90000円
《支出内訳》
①ゼンリン久喜版(住宅地図)購入
(支払先)Amazon
(金額)19,440円
②市政レポート印刷2万部※手配り用二つ折り加工あり
(支払先)プリントパック
(金額)39,440円
③市政レポート印刷1万5千部※折込用二つ折り無し
(支払先)プリントパック
(金額)22,220円
④タウン誌折込 9150部
(支払先)ぱど
(金額)30,132円
⑤新聞折込 菖蒲地区 3800部
(支払先)川合新聞舗
(金額)11,634円
⑥新聞折込 久喜地区 1750部
(支払先)川合新聞舗
(金額)5,357円
支出計 128,223円
支給90,000円に対して、支出が128,223円ですから、マイナスが38,223円。
このマイナス分は来月以降の政務活動費を充てることが認められています。
つまり、監査は3か月に1度行われますが、年間36万円(月3万円)の範囲においての分配は、各議員に委ねられるわけです。
当然ながら最終的に年間36万円を超えた部分は、自前での支払いとなり、逆に余った場合は返金となります。
全国で問題が表面化している政務活動費による「切手の購入」はおそらく、返金を嫌って起こるものではないかと推測します。
1通2通の郵便ならばまだしも、活動レポートを大量に有権者の方に送るならば、料金別納郵便で送るのが普通で、切手はどう考えても非効率。
「切手の方が心が伝わる」とか意味不明の釈明をしている人もいるようですが、明らかに非効率な方法を選択するならば、その理由を合理的に説明する義務があるはずです。
合理的な説明が出来ないのならば「チケットショップでの換金」を疑われても仕方がない、としか言いようがありません。
政務活動費は、税金から頂いている「経費」。会社経費の使途が会社に有益な支出に限定されるように、政務活動費もその使途は厳しく限定されるべきです。
その意味で外部の監査を導入している久喜市議会の運用は現時点で適切であると思っています。
これからも議員活動の充実や、報告に政務活動費を充てさせて頂きますが、その使途に一点の曇りも無いよう、今後も全ての情報を公開することをお約束します。