(三行で言うと、、、)
・就活生の多くは「学生課」を利用せず、就活サイトでエントリーを進める
・CMで見たことのある企業や、財閥系の企業にエントリーが集中
・万単位のエントリーを受けるBtoC企業の一方で、BtoBの超優良中小企業は人材難。。
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今日は就活支援の仕事で朝から都内へ。
打ち合わせと、就活生の動画撮影を行ってきました。
「就活」というとリクルートスーツに、履歴書に、、、とイメージしてしまいますが、我々の提案する就活は「普段通り」の姿を知ってもらうことからスタートをします。
そのためのコンテンツが、就活生が自ら撮影したPR動画で企業が最初の
選考を行う「いきなり面接」。
(いきなり面接webページ)
http://www.ikimen.jp/
野球部の学生なら素振りの姿から、ダンスが得意な学生ならば踊っている姿から動画はスタート。
企業はその動画を見て、興味を持った学生にオファーを送ります。
書類だけではわからない情報を、動画を通じて交換することで、企業は「会ってみたら全然ダメだった」というリスクを、就活生は「緊張して、自分を出せなかった」というリスクを、それぞれ減らすことが出来ます。
さらには企業側からオファーを出すシステムのため「知らなかった企業」と運命の出会いを果たす可能性もあり、後述の企業と学生のミスマッチを解消するサービスと自負しております。
学生はもちろん、既卒生、転職も承りますので、どうぞお気軽にご相談下さい!
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現在の新卒就活戦線では、二極化が進んでいます。
何社も内定を取る学生の一方で、エントリーした全ての企業から「不合格」を突きつけられる学生が増加しているのは多くのマスコミが報じる通り。
この原因は就活スタイルの変化にあります。
私が就活した時もそうでしたが、現在の就活は「大手就活サイト」に依存しています。
現在の就活は、
大手就活サイトに登録→企業にwebエントリー→書類選考・webテスト→面接 という流れが一般的。
一昔前であれば「大学の学生課」が介在してから、学生の手に渡っていた企業情報が、学生がインターネットを通じて直接触れることが可能となったわけです。
しかもエントリーはクリックひとつ。
この流れの中で、学生は「テレビでCMをしている企業(聞いたことのある企業)」「財閥の冠がついた企業」にエントリーを集中させるようになりました。
結果、有名企業に数万単位のエントリーが集まる一方で、どんなに優良でも知名度が至らない中小企業は人材難。
数万のエントリーを得た企業が、全ての学生の「人物」まで見るのは不可能ですから、1つ目のフィルターとして「学歴」によるふるい分けが発生してしまう悪循環が発生し、一部の学生は「エントリーシートすら通らない」という状況に陥っています。
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企業の分類には「BtoC」(business to consumer=対消費者ビジネス)、「BtoB」(business to business=対法人ビジネス)という言葉が用いられます。
多くのCMを打ち、一般的に知名度が高いのは一般消費者を対象とするBtoC企業。BtoB企業はそもそも一般消費者に知ってもらう必要性が低いため、広報にかける予算は限定的となります。
その意味で、企業の知名度と「優良度」は必ずしもイコールにはなりません。知名度がない企業でも、社会的貢献度が高く、将来有望な会社はたくさん存在します。
大学の学生課はそのあたりを十分承知の上で、学生に幅広く企業を紹介していました。
しかし就活生本人が企業に直接エントリーをする現在の就活システムにおいては、介在者が存在しない故のミスマッチが増加し、結果として「大量エントリー→全滅」ということが起こってしまうのです。
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こうしたミスマッチ解消に、行政も取り組みを開始しています。
経産省が推進する「ジョブカフェ」
http://www.meti.go.jp/policy/jobcafe/jobcafe_all
自治体による就活支援
http://www.asahi.com/job/2011/news/OSK2010042600
就職は一生の分岐点。
例えば久喜にも優良企業はたくさんあるのに、学生はその企業を「知らない」ミスマッチが起こっていると感じます。
地域企業は地域経済の担い手!そこに人材を集めることは地域の発展に直結することは言うまでもありません。
企業としてのサービスではもちろんですが、久喜市においても若者の就業を支援する取り組みを模索して参ります!