実は私にとってニュージーランドは
初めての国ではありませんでした。
なんと、28年ものはるか昔、
中学の交換留学でひと月ほど
滞在したことがあったのです。
その時のホストファミリーが
連れて行ってくれた 土ボタルの洞窟が
あまりにも幻想的で美しくて
ずぅーっと心の中に残っていました。
なので、子供が生まれて色々と
わかる歳になったら絶対に連れて行きたい!
と思っていたの。
というわけで、やってきました!
残念ながら洞窟の中は撮影禁止
なので、ホームページの写真を拝借してます。
入り口から階段を降りて行くと…
まるで聖堂のような鍾乳洞が登場!
この洞窟は、実際にホールとして
年に一度クリスマスコンサートが開かれ
マオリのファミリーが管理しているので
その一族の結婚式も行われます。
立っている場所が数億年前の地層、
鍾乳石のツララは1センチ育つのに100年、
石灰分を含む水がツララから滴り落ちた
地面からも石は育ち、
それらは
やがて1つの柱となって繋がる…
もう、途方も無い時間をかけた
壮大な物語が静かに紡がれているのです。
そして、いよいよゴンドラにのって
真っ暗な洞窟の奥へ…
静寂を約束して
舟を進めると
見えてくるのは、この世のものとは
思えないほどの美しい無数の光…!
このひとつひとつが小さな
ミミズのような土ボタルが発するものだなんて!
あまりにもキレイで
ウルっとするくらい。
映像やCGや作り物ではなく
自然に存在する小さな虫が
青白く放つ生命のともしび。
この風景はなんとかして
後世に伝えていかなければ…
きっと、子供たちの心にも
何かが届いたことと思います。