ありがとうを、皆様に。 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

初めましてもお久し振りも以下略しましてごきげんよう、犬江親兵衛を演じましたこつぼです。西では雪が降ったりと相変わらず寒い日が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

『南総里見八犬伝の話が(まだまだ)したい!』お越しくださった皆様、ありがとうございます。

おおよそ二週間に渡って続きました今回公演のお礼ブログもいよいよラストでございます。最後にほんの少しだけ、お付き合いお願いいたします。


初めてチラシのいちばん最初に名前が載りました、今でもなんだか不思議な気分です。たぶん今まで演じた全ての役の台詞を足しても今回の方が多く喋ったかもしれません。

あまり稽古に参加出来ずご迷惑をお掛けしてしまっている中、色々とご協力くださった他の役者の皆様には本当に頭が上がりません。

舞台を彩ってくださった音照・舞台の皆様もいつも本当にありがとうございます、サスに入るのも殺陣でピッタリ音がハマるのも本当に気持ちの良いものです。

そして何より、この舞台を観てくださったお客様が居て初めて作品が完成するのだな、と感謝の念が尽きません。

劇中で親兵衛も言っていましたが、「ひとりじゃ何もできない」のは舞台も同じなのだなぁと改めて思ったりしておりました。最早どの方角にも足を向けて眠れない状態ですが、睡眠は本当に大事なので寝ましょう、寝てください、寝ます。


少しでも楽しんで頂けましたでしょうか、この世にただひとりの神童、強くて生意気でけれども真っ直ぐな犬江親兵衛仁の成長は感じて頂けたでしょうか。

初演からずっとポケットの中に仕舞われていた仁の珠も、遂にようやく身に付ける形になりました。もう犬士の珠を新しく加工することもないのだなぁと思うとどこか寂しくもあります。


(全く関係ないのですが、自分の中で何となく恒例になっていたブログのお礼イラストが間に合いそうにないのでその内描けたらいいなァとこっそり思っておきます)


2018年から始まった八犬伝シリーズもいよいよ次回が最終回(の筈!)でございます。この長い長い旅路の大団円を皆様と共に見届けられることを願うばかりです。

11月にまた、劇場でお会いしましょう。


本当に、ありがとうございました。