吹き鳴らす人 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
ひがしです。
『南総里見八犬伝の話が(ちょっとだけ)したい!』にご来場くださいまして、誠にありがとうございました。
ありがたいことに続きが見たい!という声をたくさんいただいております。
私も化け猫退治やモテ期到来した小文吾が見たいです。続きの話がチラホラ書かれているという話も聞きますので、どうかユルユルとお待ちいただければと思います。

さて、今回は金碗大輔(念玉・丶大法師)/神余光弘をやらせていただきました。
神余については「いつもの」「多分これ定包と玉梓の関係気付いてるよね」「ていうか合意の上だよね」「定包とも出来てるよね」などと言われ、一番和気あいあいとした(!?)三人組になったのではないかと思います。あと多分一番体重かけて寝転がってました。もはや遠慮などない。
馬に乗るシーンは被らないように変えろと指示がありましたので皆思い思いの馬の乗り方をしてました。「お前それ馬じゃねーだろ」というツッコミには「見えねーのか?俺の愛車の跳ね馬(エンブレム)が…!」と返しておきたいと思います。

大輔(若い頃)については、八房(あと流れ弾で伏姫)を撃ち殺すシーンで笑わないようにすることに全力でした。いやだってもうオーバーキル過ぎでしょうよ。八房恐らく原形残ってないレベルの乱射っぷりに初めて聴いたときは爆笑しました。音響さんの狂気を感じますね。

念玉モードでは世を忍ぶ仮の姿ということで、観光を楽しんでる愉快な空気読まない坊さんとして非常に楽しくやらせていただきました。まぁどこが世を忍んでるんだって話ですが。
宿で角笛(本来は法螺貝)吹き鳴らすのはどう考えても傍迷惑な客ですが、使命を帯びてることを隠すためなのでご理解いただきたい…!何なら角笛は好きに吹いていただいていいんで!!
そんな心持ちでした。
アナザーワークスはお客様との距離が近い分、反応がダイレクトに伝わってくるので、キャストとしては毎回少しずつ変化を加える楽しみがありますね。回を重ねる毎に徐々にエスカレートしていき、楽ステでは小文吾も吹こうとしてくれて、角笛仲間が増えそうな予感に胸踊らせる念玉さんでした。


次回は本公演で軍記ということで、今回とは規模も衣装もガラッと変わりますが、また劇場でお会いできることを願っております!