仄暗い闇の底からありがとうございます♪ | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

大皇の宮、大関友里恵です!

 

お蔭様で、劇団「貴社の記者は汽車で帰社」本公演『夜の寝覚』が無事に終演いたしました。

日曜日という貴重なお休みを使って120分という長丁場をご観劇してくださったみなさま、誠にありがとうございました!!!

 

 

私自身7年ぶりの出演でどうなることやら…とヒヤヒヤしていたのですが、どうにか形になりホッとしています。

稽古期間中は仕事等でなかなかキシャにいられる時間を取れず、迷惑を掛けてしまっているのですが…

それでも仲間とお芝居を作る楽しさを改めて嚙み締めることができる場のありがたさを噛み締めています。

 

 

演じた大皇の宮は主人公の敵役。

中の君を、内大臣を陥れようと帝闖入事件や生霊事件を画策します。

 

だけれどもそれは広沢の入道と同じく、子を思う心の闇ゆえのことでございます。

「かーちゃんやめてくれよぉ」と子からきっと思われていると思いますが、それは関係ありません。

たぶん、いや間違いなくPTAで大暴れするタイプの保護者、モンペです。

 

息子がなんだか頼りないのはこのパワー系かーちゃんの圧力のためなのか・・・

それともかーちゃんがこうなったのは息子が頼りなさ過ぎるせいなのか・・・

うーん、きっと両方ですね。そうして成立してきたのでしょうね。

 

中の君にフラれて、

「情けないですから、誰にも言わぬでくださりませ」と言う帝の情けなさに怒りつつ、

「なんだ息子よかわいいなあ!」と思いながら怒りの矛先を中の君にすりかえてしまうところがまた、

 

親馬鹿ですね。

 

 

そもそも親世代は親馬鹿しかいないらしい点が不幸の種・・・

・・・なんなら内大臣と中宮の親もちょっと怪しい親馬鹿発言してた・・・。

 

 

心の闇、おそるべし。

 

 

それにしても敵役というのはなんともウキウキワクワクするものですね。

 

この楽しい人ともこれでお別れかぁ・・・と思うと寂しいものです。

 

 

またいつか、劇場で皆様にお会いできることを祈りつつ!

改めまして、今回はご来場いただきまして誠にありがとうございました!!!

 

 

舞台上ではどうあがいても叶わないツーショット!わぁい!!

実は男君たちの直衣の着装は大皇の宮が(!)してました・・・

男子楽屋に行っている間に女子楽屋では写真撮影大会が開催されており

見事に乗り遅れたわたくしを心優しい大君が救済してくれましたー!!

こんなに良い子なのに・・・大皇の宮は大君の味方でございます!!!いろんな意味で!