平安 → 現代 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
今回も多くの方にご来場いただき、誠に誠にありがとうございました!!

初の2日間公演を終え、余韻に浸りたいと思いながらも無理やり現実に引き戻されています。
毎度毎度公演のたびにそんな感じなのですが、今回はあの「源氏物語」をやってしまったというなんとも言えない達成感を伴い、また一段と現実に戻りたくない気分です(笑)

しかも、今回はあんな姿を皆様にお見せしてしまいましたし。。。

はい。
3幕「若菜」で朱雀院を演じ(?)ました、うえたけです。


いろいろな役柄をやって、多くの人生を体験して新しい自分を発見することが
役者としての楽しみだと私は常々思っているのですが、
今回は、ええ、とても楽しかったです!!!

見た目のインパクトの凄まじさから「出落ち」と劇団内で言われていた
朱雀院でしたが、演じている身としては出落ち+αの何かを皆様に残したいなと思っていました。

公演終了後に「乙女」と評していただいた方がいらっしゃいましたが、
朱雀院の内心はまさにそれで、最後源氏に対面する際も、
最終的に感じているのは「愛しさ」と「通じ会えなかった寂しさ」でした。


娘は心配だし、といってそれをないがしろにした光源氏を憎むことはできない。
乙女心は複雑なのです。
もし皆様が、自分の朱雀院から見た目のインパクト以上の何かを
感じていただけていましたら、とても幸いなことです。


次回、どんな人生を体験するかはわかりませんが、
これからの人生、間違いなく私の一部に朱雀院がいることでしょう。

そんなまろを、みなこれからも愛しておくれ(はぁと)