5月3日 ホンも未完成だけど | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

こんにちは。作・演出で出演もします千野です。


今回の『聖の帝』は作家的に超難産なコでした……!

私はわりと勢いで書くタイプなので、迷わずザーッと作ってしまうのですが……今回は、迷った迷った。

団員に電話かけて「どうしたらいいと思う?」って聞くとか、初めてだよ!!

今はようやくできあがり、完成した台本で稽古が始まっています。


……いやいや、ちょっと待て。

「早く書けよ!」だの「こんなに遅いのって初めてですね」だのさんざん言われたけれど。

……本番、5ヶ月前だからね?

世間的に見たら、私、とてつもなくはやい作家のはずなんですけれど。


それはともかく。

5月3日の時点では……まだ完本してなかったですね。

迷いの見えまくる第二稿(1回は改稿してる)で稽古してました。

でも、その中で、「ここはほぼ変わらない!」というシーンがあったので、そこを中心に作っていきました。

男たちのぶつかり合いとか、トラウマ的な回想シーンとか……。

あ、そうそう。

みんなも書いてますが、今回はキシャにしては珍しく演劇的なコト(笑)をしています。

前回がしっかりきっちりの『陸奥話記』だったので、逆にいろいろ挑戦してみようかな、なんて。


いろんな意味において『陸奥話記』とは真逆の作品にする予定。

どうかお楽しみに!