12月26日 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
もはや年が明けていますが、昨年分の稽古日記を書かせていただきます、五郎です。
まだ五郎って書いてもいまいち馴染まない自分です。というか「弟」な自分に慣れないのか。

さて、2010年最後の稽古、稽古納めなわけですが参加人数は少なめ。そりゃあ年の暮れだものね。
おかげでまだ曾我兄弟は対面を果たしておりませぬ。早く元服させて下さい。

稽古内容は演出家が所用により遅刻ということもあり、前半は殺陣の稽古。
基本の型を全員で数回行った後、殺陣苦手+客演組は基本の型を一つ一つ確かめ、残りは組み手を順繰りにやっていくという稽古を行いました。
まずは型の名称と動きを体に染み込ませる事、組み手の流れを覚えこむ事。それが出来て初めて見せる事を意識した動きというのを考える余裕も出てくるかと思います。
とはいえ、あまり悠長な事を言っていられる時間もありませんので(笑)基礎に関しては1月中に覚えてしまう勢いでやっていけるといいのではないでしょうか。

演出家が到着しての後半、居ない役は補いつつの読み合わせです。祐親とか河津三郎とか代役やりました。先祖!
シーンごとに区切りつつ、演出家から指示が入ります。自分はまずは若さ、というか熱さを求められました。
自分とは共通項の少ない五郎君ですが、その分想像して創造する余地がありそうで楽しみです。

読み合わせの感想としては、すでに何人かおんなじような事を書いておりますがすごい男くさい(笑)
動きが入るとますますアツくなるんじゃないかと恐れ慄いています。
特に義盛さんとか超男くさい。曾我の漢成分の35%ぐらいは義盛さんで出来ています。
今回会えなかった兄(成長後)とか父や祖父にも早く会える事を望んでおります。
虎も集中稽古の成果なんだか、前作とは打って変わって迫力の声音を聞かせてくれておりました。長台詞に苦しんでおりましたが、公演までにはきっと立派なティーゲルになってると思います。

そんな感じの稽古納めでございました。それでは最後になりましたが本年もよろしくお願いいたします。