槍沢の雪は、2015年5月下旬に来た時と同じぐらいだったので、この時期としては少なくなっているようだ。
モレーン手前と山頂手前に長い急登があり、太陽で暖められた雪が滑りやすく、アイゼンを蹴り込みながら登った。
槍ヶ岳の頂上は一人貸切状態で、携帯(SB)の電波も届くことから友人たちにメッセージを送る余裕もあった。
なお、槍ヶ岳頂上ルートは上りと下りが分かれているが、下りは雪が残り危険箇所があったので、安全のために上り下りとも上りルート(3点支持が基本)をとった。これも人が少ないからできることだ。
2024年5月9日(木)撮影
槍沢ロッジからしばらくして、ババ平に到着。ここで12本爪アイゼンを装着。なお、ババ平には綺麗なトイレが設置されていた。
槍沢をポールを目印に進んだ。
大曲にさしかかったころに、ガスが取れ始めた。
すっかりガスがとれモチベーションが上がった。
モレーンで大休止。横尾尾根の向こうに蝶ヶ岳も見えた。
山荘までは急登だ。槍ヶ岳には雲がまだかかっていた。
槍ヶ岳も雲がとれた。見た目より急な傾斜。ピッケルは待っていたが、今回はストックを使用した。山荘手前で横尾からきた若者二人に抜かれた。
雪の槍ヶ岳。
槍ヶ岳山荘に到着。
上ってきた槍沢を振り返ってみた。上ってくる人はいなかった。
槍ヶ岳山荘で受付を済ませ、休憩してから槍ヶ岳に登った。
誰もいない頂上で自撮り。
西鎌尾根から黒部源流の山々。
北鎌尾根。
大喰岳から穂高連峰、乗鞍の山々。
この日は、天候の回復が予報より早くラッキーだった。
最終日に続く!