中国語の基本単語の一つに
「穷」ってやつがあります
読み方は“ qióng ”(チィオン)なわけであります
それでもって
現代中国語で最も多く使うのは
「貧乏だ」という意味
ところで「穷」は簡体字(中国式略字)でありまして
本来の形は「窮」。
ううむ
「窮」を訓読みすれば「きわめる」だよなあ
日本語でも「窮乏」てな言葉を使うから
「窮」で「貧乏」という意味をあらわすのは分かるけど
そもそも「きわめる」と「貧乏」が同じ言葉って
どういうことなのか
ということで
例によって調べてみました
まず
「窮」の最初の字義は「きわまる」、「きわめる」であることが分かりました
まず文字の成り立ちですけど
「穴」+「躬」でできています。
「躬」は「かがむ」、「曲げる」
それでもって「窮」は「曲がりくねって先がつかえた穴」
つまり「それ以上は先に行けない」
ということで「きわまる」、「きわめる」になる
では
それがどうして「貧乏だ」という意味になったか
要するに
「生活が行きづまる」ということだそうです
ううむ
日本語では「ニッチもサッチもいかなくなる」
と言いますけど
そう言う語感であったのか
な~るほど~!