ふと思い出した また食べてみたいガチ中華 | 如月隼人のブログ

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これまた北京で留学生活をしていた時の話

料理
といっても
貧乏留学生の手が届くような庶民的な料理ですけど
それでも「流行」があるのですね

かなり前から北京で食べられているようなものは
安定していたけど
他の地方の食べ物が急に流行ることがある

私が留学していた時期には
「朝鮮餐庁」が結構たくさんあった

聞いてみたら
しばらくまえに急に増えだして
よい店はまだ残っている
とのことでした

この「朝鮮餐庁」はたいていの場合
吉林省とか遼寧省にいた朝鮮族が
家族単位で北京で店舗を借りて
営業していました

それでもって
留学生活の後半になると突然に
「四川涼麺」というのが流行り出した

こちらは盛り場の商業施設なんかの中に
かなり大きな店舗を構えたから
会社組織が運営していたのだろう

「四川涼麺」というのは
冷たい麺にたれをかけて
ひき肉とかネギあるいは香菜なんかを乗せて
かき混ぜて食べるわけです

まず麺に特徴がある
日本の中華麺みたいに
つるつるしこしこ
じゃなくて
ボソボソしている

ただそれば
たれとよく絡んで
具合がとてもよい
小麦粉をしっかりと噛みしめる食感があって
とてもよろしい

さてさて
味の決め手になるたれですけど
味噌味がベースで
ほんのわずかに酸味がある
たれの上には香り高い油が浮いている
ナッツ類を使っていたと思う

それから
食券を購入してから
配膳口で交換してもらうのだけど
そこで
「要辣的吗?」
つまり
「辛みを入れますか?」と尋ねられる

辛みを追加してもらっても
それほどパンチはない

四川料理と言うと
「麻辣」であること
つまり
花椒のしびれ味と
唐辛子の強烈な辛さが有名なんですけどね

もっとも
四川料理でも
全く「麻辣」ではない料理もありますよ
まあ
四川人でも辛さに弱い人はいるだろうから
そういう人でも食べられる料理が
あるということかな

それはさておき
私が北京で食べた「四川涼麺」は
それほど辛くなかったと記憶している

もしかしたら
北京人の舌に合わせて
控えめにしていたのかもしれない

そうそう
朝鮮料理の場合には
「朝鮮冷麺」
四川料理の場合には
「四川涼麺」と
呼称が違っていた

まあ
朝鮮冷麺の方が
がっちり冷やすから
その語感の違いにもとづくのかな

ううむ
「四川涼麺」かあ
北京で食べたのと同じ味と食感の麺に
日本ではお目にかかったことがないなあ

「ガチ中華」中の「ガチ中華」と言ってもよいだろう
ああああああ
また食べたいなあ