写真で見る100年ちょい前の中国・わらじを買った男 | 如月隼人のブログ

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1917年
四川省綿陽市安県
米国人シドニー・ギャンブル(1890-1968年)撮影
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綿陽市安県は2016年5月に
綿陽市安州区に改められた

写真の英語タイトルは“ Fu Tu ”だが
意味はよく分からない

ギャンブルは“ Fu Tu ”のタイトルをしばしば使っているが
いずれも人物が写った写真だ

写真を公開しているデューク大学のウェブページには
写真タイトルや撮影場所について中国語も添えられている
使われている漢字は簡体字(略字体)なので
最近になって追加されたもののはずだ

“ Fu Tu ”については
「仏徒」をローマ字で書いたの可能性があり
それまらば「仏教徒」を意味することになる
と書かれている

中国のポータル/情報サイトである網易は2022年9月にギャンブルが現在の綿陽市安州区で撮影した写真を、多数紹介する記事を掲載した

陽光が照らす道の上で男性が手元を見つめている写真については
わらじ屋での買い物をした直後の様子と解説した
男性は右手に持った
買ったばかりのわらじの束を見ている

向かって左側の建物がわらじ屋で
入口のところに看板がわりのわらじを吊るしている
建物の入り口に立つ女性がわらじ屋の主人で
代金として受け取った銅銭を確認しているところという
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ギャンブルはまだ10代だった1908年に両親と共に中国旅行をした
その後、1917年から1932年にかけて
キリスト教団体の幹部として中国に3回行き
長期滞在をして中国社会や家庭を調査した