日本の高齢者はスマホが苦手で、中国の老人はホイホイ使ってる理由 | 如月隼人のブログ

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【日本の高齢者がスマホが苦手で、中国の老人がホイホイ使ってる理由】

ツイッターでこんな投稿を見ました
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日本の高齢者がスマホが苦手で、中国の老人がホイホイ使ってるのは、中国には「ヨコモジ」がないから説。
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むむむむむ
と唸ってしまいましたね

ということで実情はどうなのか
と疑問に思ってしまったわけです

【1】日本語用語集を定めてカナ語の出現状況を調べる
【2】中国語ではどうなっているかを調べる

の2段階を経れば
状況が分かるかも

ということで
シャープの公式サイトにあった
スマートフォン用語集を使うことにしました
この用語集を選んだ理由は
・一般消費者もよく出くわす用語を選んでいると考えられる
・約100語なので扱いやすい
が大きな理由です

そして商標の中でも
「アンドロイド」など広く使われる語は残し
一部企業の製品や機能にだけ使われている語は削除

逆に
複合語の場合で
その構成要素になっている語が一覧に見当たらない場合には
構成要素の語も追加する
という作業をしました

あまり厳密ではありませんし
最終確認もしていませんが
残ったのは97語

うち
完全非カナ語は9語でした
1割より多かったのは
予想以上でしたけどねえ
この9語に含まれるのは
「赤外線通信」「帯域制限」、「長押し」などです

カナ語と非カナ語が混じっているのは11語でした
多少は分かりやすいと思いますが
「RAW(ロウ)撮影」とか「QWERTY(クワーティ)入力」とか
「ワケわからん」となりがちな語も多くありました

さてさて
中国語はほとんどを意訳しています
「タップ」が「轻敲」となっているように
この漢字2文字を見ただけで「軽く叩く」だなと
中国語を使う人ならただちに理解できるはずです

「HD」なんかが「高清」なんて
略語が一般的に使われている例もありましたけど
「高」は「高度」の
「清」は中国語の一般用語の「清楚(はっきりしている)」で出て来る文字ですから
見当は付きやすいですし
一度覚えたら忘れにくいでしょう

英語でも略語型が主に使われている用語
例えば「SIMカード」のような言葉は
中国語でも「SIM卡」のように使われている場合もありますけど
全体としては
とても少ないです

日本人で
英語がお得意ではない高齢者が
「マルチタスク」なんて言葉に出くわせば
意味を説明してもらってから丸暗記せねばならないのですけど
中国語の場合には「多任务」です

やっぱり覚えやすくてすぐ馴染めるだろうなあ

https://k-tai.sharp.co.jp/support/changeguide/guide1/p04.html