写真で見る100年ちょい前の中国・大河を行く運搬船 | 如月隼人のブログ

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1917年
湖北省省宜昌市
米国人シドニー・ギャンブル(1890-1968年)撮影
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川に浮かぶ運搬船
ほぼ間違いなく長江で撮影した写真であろう

鉄道や道路が発達していなかった中国では
内陸水系が飛びぬけて重要な交通路だった

ギャンブルも川や船、橋の写真を
多く残している

中国北部を流れる黄河は激流部分や滝があり
厳寒期には凍結するので
水運での利用は限界があるが
長江は利用価値がきわめて大きかった

中国でも鉄道や道路の整備が進んだ結果
長江水運の比重はかつてほどではないが
それでも内陸水運は極めて重要だ
2021年9月には長江上流の重慶市で
1万トンの貨物船が利用できる
重慶新生港が開港した

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ギャンブルはまだ10代だった1908年に両親と共に中国旅行をした
その後、1917年から1932年にかけて
キリスト教団体の幹部として中国に3回行き
長期滞在をして中国社会や家庭を調査した