電動トラックがまたも爆発…メーカーが倒産して「何の保証もなし」状態の車が大量に走行中=河南 | 如月隼人のブログ

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電子関連産業の情報サイト「芯語」によると、河南省鄭州市内で最近にあり電動トラックが爆発した。販売業者によると、爆発した車を製造した会社はすでに倒産しており、何の保障もない状態だった。鄭州市内だけでも、同じ会社が製造した自動車が、数千台は走っているという。

車主は女性で、鄭州市内の交差点でトラックを停めて、運転手とともに車内で休息していた。車両から異音が聞こえたので車を降りて点検したところ、車体の下部にある電池付近が出火しており、濃い煙も噴き出ていた。急いで、運転手に車外に出るよう叫んだが、運転手の横のドアは開かない状態だった。運転手は別のドアから脱出した。

炎はさらに激しくなった。車体の下部に吹きだした炎は、道路を舐めるように広がった。「ドーン」という爆発音が鳴り響いた。近くにいた人が、大慌てで逃げた。現場は騒然とした。

車主は車を販売した業者に連絡したが、「車の利用者が死んでも、何の保障もない」と、冷たく言われただけだったという。同業者によると、爆発した車を製造したのは山東煙台市の舒馳客車公司だが、同社はすでに倒産した。そのため、何のアフターサービスも保障もない状態という。

同業者によると、舒馳客車が製造した自動車は、鄭州市内だけでも数千台が使われている。毎年、数十台が販売されているが、いずれも中古車だ。記事は、中古車として販売されている同じ車種の電動自動車は、炎上したり爆発する危険があると指摘した。

中国では、電動自動車の突然の爆発が、時おり伝えられている。鄭州市内での爆発を伝えた記事は、見出しを「またも電動自動車が自然爆発!」とした。

同爆発で死傷者は出なかった。(編集担当:如月隼人)

 

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