中国メディアの中国新聞社は6日、重慶市で長さ35センチメートルの特大マントウが人気と伝えた。2008年の発売時の価格「1元(約16.7円)」を守り続けていることも称賛され、店舗前は連日、長蛇の列という。
「マントウ」は漢字でかけば「饅頭」だ。ただし、日本の「まんじゅう」とは異なり、中に餡はない。菓子類ではなく、主食の扱いだ。
重慶市の洋人街は観光スポットだ。そして、多くの飲食店や食品店があることでも知られている。この洋人街の名物のひとつが、長さ35センチメートルの特大マントウだ。ホカホカの蒸したては、特にこたえられない。作る人の「大きな愛」を感じてしまうほどだ。
評価されているのには、さらにもう1つの理由がある。2008年に発売されて以来、ずっと「1元」の価格を守り続けている。中国の物価は今でこそ、落ち着きを見せているが、食品価格を中心に「狂乱物価」となった時期もあった。それでも「1元」を守りつづけた。
平日でも、1日5000個が売れるという。休日ともなれば、観光客がつめかけるので、1万個は売れる。まっとうな商売をすれば、しっかりと経営できる。そんな、国や地域には関係ない「商売の王道」を、改めて証明してみせた。
中国新聞社は写真記事で、子ども5人を登場させた。子ども5人がかじりかけの「マントウ」を手にしている姿は、なんだかちょっと「ヤラセ」っぽい。ただ、薄利多売でマントウを作り続けている店の心意気を感じてしまえば、「まあ、それぐらい、いいよなあ」と思えてしまう。(編集担当:如月隼人)
参考:
http://slide.news.sina.com.cn/s/slide_1_2841_97317.html#p=1
中国メディアの中国新聞社は6日、重慶市で長さ35センチメートルの特大マントウが人気と伝えた。2008年の発売時の価格「1元(約16.7円)」を守り続けていることも称賛され、店舗前は連日、長蛇の列という。 「マントウ」は漢字でかけば「饅頭」だ。ただし、日本の「まんじゅう」とは異なり、中に餡はない。菓......