【本】『マガツキ』を読んだら「それ」が怖くなる | ミステリな日常。

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 今日も暑い一日でしたね。

 でも、これからの時間もまだまだ暑くて。

 夜も夜中も暑いって、ひどい。

 

 先日『マガツキ』(神永学)を読んだ。

 ちょっと怖そうな本を読んで、気持ち的に涼しくなりたい気分。

 あらすじは公式サイトから引用。

 

 「マガツキ」は、私の夢から生まれました――作家・神永学、デビュー20周年の新境地!
 黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繋がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女……。

 都会に暮らす平凡な人々を襲う悍ましい怪異、「それ」の正体とは。
 「その身体、私にちょうだい」
 奇々怪々な事件がひとつに結びつく時、驚愕の真相が明らかになる!
 予測不能な展開で恐怖の渦へと誘う、傑作ホラー小説。

 

 涼しくなれるかなれないかで言うと、前半は涼しくなれる(たぶん

 都市伝説のようなお話から物語は始まる。

「あなたは、選ばれました」という謎のメッセージが届き、届いた人が失踪。

 友達にも、そして自分にも届くが……。

 というホラーだと思っていたら、その謎を解き明かそうとする人物があらわれたり、ミステリ要素も入ってきて、まさかのラストに着地した感じ。

 連作短編集のように進みながら、真相が判明していく。

 一つ一つのエピソードとしては、わりと納得。

 多少グロテスクな場面があるので、気を付けて。

 でも、そこさえ乗り越えればさらっと読めるよ。

 

 さて涼しくなりたいと思い、ホラーっぽい本を読んで怖がってみようとした。

 ただ、今一番怖いのは、電気代かな。