【本】『そして誰かがいなくなる』を読んで洋館にわくわくする | ミステリな日常。

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 先日『そして誰かがいなくなる』(下村敦史)を読んだ。

 このタイトルを見てしまうと、読まずにはいられないというか。

 けれど、このお話で驚いたのは、ストーリーよりも、舞台となる洋館。

 作品中にも素敵な洋館内の写真があり、独特の雰囲気を楽しめる。

 あらすじは公式サイトから引用。

 

 大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。

 招かれたのは作家、編集者、文芸評論家、そして名探偵……。

 最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しくなっていく。

 著者の自邸を舞台にした、前代未聞のミステリー!

 

 ということで。

 そう!

 舞台が著者の自邸らしい。

 しかも、巻末にはQRコードもついていて、実際の洋館の様子を見ることができる。

 実際にこんな素敵な、何かが起こりそうな洋館を建てる人がいるとは。

 いや、いい意味で(何

 そんな洋館を舞台に始まるミステリ。

 館ものだし、クローズド・サークルだし、覆面作家は登場するしで、王道の設定が私好み。

 楽しめました♪

 

 ただ、何かが起こりそうな洋館は、自分が住むよりは、見学に行くくらいの距離感がいいかも。

 でもそんな豪華な洋館に住んでいる友達、いない……。