【本】『真夜中法律事務所』を読んで死者のルールを考える | ミステリな日常。

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 先日『真夜中法律事務所』(五十嵐律人)を読んだ。

 ある日突然、幽霊が視えるようになった検事、印藤。

 そんな彼が真夜中だけ開いている法律事務所に案内されて……という一見オカルトなミステリ。

 あらすじは公式サイトから引用。

 

 〈その日から僕は、死者が視えるようになったのである──〉
 それは暗い夜のことだった。
 検事である僕・印藤累(いんどう るい)は、夜道に立ち尽くす幽霊の存在に気づいた。
 動揺する僕の前に現れたのは「案内人」を自称する親しげな青年・架橋昴(かけはし すばる)。
 彼はこの世に未練を遺す幽霊を、ある場所に導くというのだ。
 それは、真夜中にだけ開かれている弁護士事務所……その名は「深夜法律事務所」という。
 リーガルミステリの旗手が拓く新境地!

 

 一見オカルトだけど、どちらかと言えば特殊設定ミステリなのかも。

 幽霊には幽霊のルールがあり、その説明も本文中でさらっとされる。

 それがきっちりミステリとして成立している。

 主人公で検事の印藤。

 案内人でもある架橋昴。

 法律事務所の弁護士、深夜朱莉。

 現世に留まる死者を成仏させるために彼らが事件解決していく流れは面白かった。

 読みながら、「そのルール、そこでいかされるのか!」となった。

 幽霊が出るけれど怖くないお話。

 怖くはないけれど、たまに理不尽でもやもやしたり。

 でも、実際にこのルールがあったら、いろいろとわかりやすいと言えば、わかりやすいかも(何

 

 さて、豆をまきわすれているうちに、立春も過ぎ。

 豆はあったんだけどね、忘れ去られた古の豆は。

 とりあえず高津くんの作ってくれた恵方巻きは美味しくいただきました。

 そういえば、その時に初めてスマホの中にコンパスが入っていることを知った。

 便利!

 節分にしか使わない予定だけど!

 ちなみに、今までは方位磁石か太陽の位置で(ぼそ