トラックバックステーションのお題にはじめて挑戦なのです。

著者: 白倉 由美, 新海 誠
タイトル: きみを守るためにぼくは夢をみる

10歳の朔と砂緒、一夜にして7年の月日が流れ少女は17歳になっていたが、少年だけは何故か10歳のまま・・・・。児童書と銘打たれてはいますが、ここに描かれた純愛はなんとも切なく、大人が読んでも問題ないです。というかむしろ主人公は10歳にしては大人びているかもしれません。すごくすごく泣ける、という話ではないですが、綺麗な文章とちょっと不思議な感覚を味わえる作品だと思います。

純愛、というと「いま、会いにゆきます」とかも面白かったのですが有名すぎるので別のものを紹介してみました。
著者: 石田 衣良
タイトル: 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5

前の記事にシリーズものが好きだと書きましたが、シリーズものにはまる理由の一つに、おなじみの登場人物が、期待した通りに活躍する安心感というのがあります。

池袋ウエストゲートパークというおなじみのシリーズが、まさにそういう感じで心地よいのです。

主人公のマコトは、池袋の片隅で家業の果物屋を手伝いつつ、若者向けのコラムを書きながら、池袋の街でトラブルシューターとして密かに活躍しています。テンポのいい文体や、時代の空気感を感じるような題材が面白く、マコトをはじめとした登場人物たちもカッコイイです。登場人物に思い入れができなかったら、この本にはあまりはまらないかもしれませんが、私はマコトやタカシが好きなので彼らが活躍するだけで楽しいです。

先にドラマを見てしまったので、どうしてもマコト、マコトの母、タカシあたりは本を読みながら役者さんの顔が思い浮かんでしまうのが難点ですが(ドラマと本では微妙にキャラ違うんですが)本のほうもお勧めです。

しかし5巻目の本作は今までの作品と比べたら物足りなかったような気もします。2巻目が特に面白かったような記憶があります。5巻目では人形の話が一番良かったです。気楽に読めて爽やかな気分になるにはお勧めのシリーズです。
アーティスト: ジルベルシュテイン(リーリャ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ラフマニノフ, アバド(クラウディオ)
タイトル: ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調


好きなクラシック音楽色々あるのですが、初めて聴いた時にすごく衝撃を受け、未だに何度繰り返し聞いても飽きない、仕事中聴く率ナンバーワンの曲を紹介します。

クラシックにはまりはじめの頃に出会ったせいかも知れませんし、映画音楽みたいとか、ミーハーだなあとか我ながら思ったりもしますが、好きな曲です。

ちなみにピアノ協奏曲は3番もいいです。しかし、泣ける曲、という観点からみるとラフマニノフ交響曲2番の方が泣けます。「東京タワー」という映画で、黒木瞳と岡田準一が、コンサートに行くシーンで確かラフマニノフピアノ協奏曲2番を聴いていたように記憶していますが、(マーラーの9番でしたっけ?)そういうロマンティックな場面にも合う曲かもしれません。しかし私は一人で、しかも仕事中に聴くのがお気に入りです。(一緒に聴く人がいないのですね、とは言ってはいけません)
著者: J.D.ロブ, 青木 悦子
タイトル: 招かれざるサンタクロース


近未来を舞台にした、シリーズもののミステリー。
このシリーズ好きなんです。
主人公は凄腕の女警部補イヴと、超セレブ、大金持ちのローク。
最初は警察官と容疑者として出会った二人ですが、シリーズを通して徐々に惹かれあってゆきます。
はじめは孤独で常にぴりぴりしていたイヴですが、ロークと出会い、色々な仲間達と出会っていくうちだんだん硬い殻をやぶって、丸くなっていきます。そういう過程を見ていくのがシリーズものの面白さなのでしょう。シリーズものっていうのが基本的にすきなのかもしれません。

殺人事件の謎解きの面白さもありますが、メインはやっぱり、ずっと孤独に生きてきて、ちょっとワイルドでオトコ顔負けの豪腕刑事、でも魅力的なイヴと、いっぱい会社を持っていてありえないくらいのお金持ち、しかも見た目もかっこいいロークの恋愛模様でしょう。

でも私がこのシリーズで一番すきなのは、やはりサブキャラクターが面白いところです。
ロークの執事サマーセットや、イヴの友人でド派手だけれど可愛い歌手メイヴィス、イヴの部下の女警官ピーボディなど、それぞれの人たちとイヴとの会話が面白いです。作者が女性だからかもしれませんが、出てくる女性たちがみんなどこか可愛いんです。

舞台が近未来ということで、SF風味の味付けけが随所にあらわれてるのも、普通のサスペンス小説とは一味違って面白いです。表題の作品は7作目で、クリスマスを舞台にしておこる殺人事件を描いているのですが、普段強気なイヴが、何でも持っているロークにあげるクリスマスプレゼントに悩む様子がほほえましいです。いろいろなことがうまくいきすぎて、少女漫画風かもしれませんが、気楽に読めて、お勧めのシリーズです。 本国では相当たくさんの巻数が出ているらしいし、翻訳のペースも速いので、読者としてありがたいかぎりです。
まめに日記を書こう、と思ってはいたのに気が付くとだいぶ放置していました。(どうもまだブログ、というより日記というほうがしっくりきます。)というわけでまた海外ミステリーを読んだので紹介です。
著者: ジリアン・ホフマン, 吉田 利子
タイトル: 報復

「全国の書店員が熱狂」と文庫本の帯に書いてあったのに惹かれて購入。

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太陽の街フロリダは、キューピッドに怯えていた――それは若い金髪美人ばかりを狙い、何日も被害者をいたぶったあげく、生きたまま心臓をえぐり出して殺す連続殺人鬼の名だ。
捜査は難航したものの、偶然、キューピッドが捕らえられる。やり手と評判の女性検事補、C・Jが担当することになったが、法廷で犯人の声を聞いた彼女は愕然とした。それは今なお悪夢の中で響く、12年前に自分を執拗にレイプした道化師のマスクの男の声だった! こいつを無罪放免にしてはならない――恐怖に震えながらも固く心に誓うC・Jだったが、次々と検察側に不利な事実が発覚しはじめ……。期待の大型新人による戦慄のサスペンス。
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 アマゾンの紹介をコピペしてしまいましたが、女検事とか女弁護士の話って言うのも結構好きなのです。中盤で主人公の女検事補と女弁護士がやりとりする場面が一番どきどきして面白かった。主人公のCJは、タフでかっこいいバリバリの女検事、というわけではなく、(もちろんそういう部分もあるが)とても脆く弱弱しいところがあり、そこが人間味があって良かった。その、弱さをみせるCJに惹かれていく担当刑事ドミニクとのロマンスも、かなり薄味でしたが、そこが逆に良かったのかもしれない。結末は、どこぞのハリウッド映画にありそうな感じでしたが、実際にこれ、映画化されるみたいですね。映画にしたら、ちょっとレイプのシーンが凄惨すぎてどんな風になるんだろうと思ってしまいますが、キャスティングを想像するのは楽しいです。しかしアメリカの法廷っていうのは日本とだいぶ違いますね。っていうかここの日記にうまく改行がいれられないよ~なんでですかね。