著者: 石田 衣良
タイトル: 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5

前の記事にシリーズものが好きだと書きましたが、シリーズものにはまる理由の一つに、おなじみの登場人物が、期待した通りに活躍する安心感というのがあります。

池袋ウエストゲートパークというおなじみのシリーズが、まさにそういう感じで心地よいのです。

主人公のマコトは、池袋の片隅で家業の果物屋を手伝いつつ、若者向けのコラムを書きながら、池袋の街でトラブルシューターとして密かに活躍しています。テンポのいい文体や、時代の空気感を感じるような題材が面白く、マコトをはじめとした登場人物たちもカッコイイです。登場人物に思い入れができなかったら、この本にはあまりはまらないかもしれませんが、私はマコトやタカシが好きなので彼らが活躍するだけで楽しいです。

先にドラマを見てしまったので、どうしてもマコト、マコトの母、タカシあたりは本を読みながら役者さんの顔が思い浮かんでしまうのが難点ですが(ドラマと本では微妙にキャラ違うんですが)本のほうもお勧めです。

しかし5巻目の本作は今までの作品と比べたら物足りなかったような気もします。2巻目が特に面白かったような記憶があります。5巻目では人形の話が一番良かったです。気楽に読めて爽やかな気分になるにはお勧めのシリーズです。