わたしはプロ占い師で、そして、1人の占いファンでもあります。

 

最近、占いファンとして「これは面白い!」と思ったのは、占い専門誌「マイカレンダー」最新号の、「春の出会いと人間関係」特集です。

 

(ポテチとマイカレで夜更かしの準備OK☆)

 

12星座の出会い運を、12星座の占い師がそれぞれに占うという企画で、魚座のわたしは、魚座の出会い運を書かせていただいたのです。

 

特に魚座らしさを意識することなく、いつも通りに西洋占星術で魚座の運勢を占って、原稿を書いたつもりです。わたしが牡羊座や牡牛座の運勢を書いても、多分変わらずこんな感じなのです。

ところがですよ。

 

ゲラチェックの際に、ほかの星座のほかの先生方の原稿も読ませていただいたのですが、まあ!それがまた、わたしと全然違っていてビックリびっくり

同じホロスコープを見て鑑定していても、どこに注目するか、どう解釈するか、そしてどう伝えるか、がもう全然違うのです。先生方それぞれに!

 

読者の目線で読んで「これは面白い!」と思いました。

自分と感性が近いなと思ったり、全然違うスタンスが面白かったり、驚きや発見がありました。

占いをしてもらうなら、どの先生がいいかな。どの先生の話を聞きたいかな。

ワクワクしながら読んで……。

 

ふと、占い師としての立場に戻ったとき。

軽くショックを受けました。

 

これまでわたしは、占い師に重要なのは「占術」と「技術」だと思ってきました。どういう占術をどのくらい使えたら、信頼できるか、というふうに。

でも、マイカレンダー特集で、同じ占術で同じ紙面に並ぶ先生方がこんなにいると知ってしまったわけです。

となると各先生方の違いは、それぞれの「キャラクター」。

 

実はマイカレンダーの創刊号でも、各星座の先生方が各星座をそれぞれに占う特集があったのですが、そのときはただ読者目線で楽しく読んで終わってしまったのでした。

 

今回、12人の筆者のひとりになって、占い師としての自分が、占術や技術でなく、「キャラクターで選ばれるのだ」と実感して、ちょっと怖くなってしまったのですガーン

 

占い師が増えるといい、とずっと思っていました。占いファンとして、選択肢の幅が広がることはいいことだからです。今でも占いファンとしてはそう思っています。

でも、選ばれる側としては、ある意味、恐ろしいことなんだなぁと、今回初めて実感しました。

占術は増やせるし、技術は高めることができますが、キャラクターは……自分ではどうにもできないので……。

 

先日、占い師を選ぶときに重要視するのは、「技術」か「人間性」か、というアンケートについて書きました。

「人間性」と「技術」どっちを優先する?

 

占術でも技術でもなく、「○○先生に占って欲しいから」と占い師を選ぶ時代になったのでしょう。

 

今後占い師に必要とされるのは、キャラクターと人間力。

 

でもそれはもちろん、占術と技術が十分あっての上で、です。

だから結局は、占い師としてのわたしは、これまで通りこれからも、占いの技術を磨き、深めていくだけなのですよね。

 

『この春、あなたに訪れる出会い』

〜12人の占い師が、自分と同じ星座の「あなた」を占う大好評企画! 〜

牡羊座……登石麻恭子

牡牛座……マーク・矢崎

双子座……つぼぼ

蟹 座……芳垣宗久

獅子座……SUGAR

乙女座……Saya

天秤座……Love Me Do

蠍 座……千田歌秋

射手座……桜野カレン

山羊座……アイビー茜

水瓶座……LUA

魚 座……高橋桐矢

 

↑これ、他の星座もぜひ全部読んでくださいね。面白いから!意外に、自分と同じ星座ではなく、対向星座の先生とか、自分にない星座の先生が「自分に必要な言葉」を届けてくれるかもしれません。

 

 

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