わたしは占い師をしていて、占いが大好きです。

好きだからこそ、言いたいこともあります。

たとえば、何が良い占いなのか、良い占い師とは何なのか。

 

悪い占い師の見分け方については後日まとめますね。

 

で、自分にとって良い占い師とは?と考えたとき、表題の疑問が浮かんで頭がぐるぐるしてしまいました。

これは人にも聞いてみようと、アンケートをしてみました。

 

700名近い方に回答いただいて、結果は、最初から最後まで、「人間性」が優勢。

 

面白い!

いろんなことを考えさせられました。

 

あえてこのブログの題に、「占い師を選ぶとき」と入れなかったのですが、同じ問いでも、違う職業だったら、違う結果になったかもと思いました。

 

たとえば、手術してもらう外科医を選ぶとき。

家を建ててもらう大工を選ぶとき。

作家からアート作品を買おうとするとき。

 

外科医や大工や作家の人間性ってあんまり関係ないと思うんですよ。

技術でしょう。大事なのは。

その技術にお金を払うわけですから。

 

人間としてクズでも、すばらしい作品を作るかもしれない。

逆に人間として尊敬できても、作品は凡庸かもしれない。

 

それって、作者と作品とは、別物だという考え方ですよね。

 

では、占い師と、占いの結果とは、別物なのでしょうか?

みなさまのアンケート結果を見ながら、わたしはあらためて、考えたんです。

 

「切り離せない」って思いました。

占い師の言葉(占い鑑定)は、占い師の存在そのものだって。

 

占い師は恋愛でも金運でも、占いの手順に従って出た結果を、相談者さんにお伝えします。

でもその結果は絶対に、占い師という人間を通しての言葉なんです。

占い師自身と切り離された、単体の言葉はありえない、と思いました。

 

ところで大前提として、今回のアンケートでは、人間性と技術のどちらを「重視するか?」をたずねています。

つまり、本当はどちらも大事で、どちらもあってしかるべきなのです。

 

だから、

人間としてクズだけど、占いは神がかりの占い師と、

人間としてすばらしいけど、占いはヘボの占い師の

どちらを選ぶかという話ではなくて。

もし同等のふたりの占い師がいるとしたら、人間性と技術とどちらを重視して選ぶかという話です。

占い師を名乗る以上、ある程度の技術はあってしかるべきなのです。

 

そして、わたし自身はやっぱり「人間性」重視だとあらためて思いました。

 

さらにアンケートに寄せてくださったコメントを見ながら、もう一つとても大事な問題と思ったのは、その技術や人間性をどうやって、判定するのか?という問題。

 

これがとても大事なのに、難しい問題なのです。

 

占い師には資格も試験もグレードもないから、その占い師が「当たる占い師」かどうか客観的に示す基準がありません。

当たる占い師かどうかを、せめて見分ける助けになりそうなのは、占い師としての活動年数(長く続けているならそれなりの技術はあるはず)、常に学んでいる(技術を磨き続けようとする意思がある)、当たるという評判や口コミ(参考にはなるけれど、信者の褒めすぎレビューや、逆に嫌がらせ下げレビューがあったりするので、見分ける目は必要)を見て、自分で判断するしかありません。

 

一方、人間性を判定するのは、それ以上に難しく、そもそも、人間性とはなにか?と考えたらこれまた深みにはまってしまいます。

わたしの考えを一言で言うなら、誰でもない「その人」の言葉を聞きたい、占って欲しいと思えるかどうか。

それが人間性で選ぶということなのだと思います。

 

ただ、これもまた問題があります。何度失敗しても、ダメな恋人を選んでしまう人がいるように、ダメな占い師を選んでしまう人もいるのです。運気が下がってるときは、よくない占い師を選んでしまいがちです。似たもの同士が、引き寄せ合うのでしょうか。

「自分の目がくもっている」と気づいたら、自分ではなく人に選んでもらうというのもありかもしれません。

 

アンケートにご協力くださったみなさま、

ありがとうございました!!!


良い占い師と悪い占い師の見分け方はこちら

 

わたしの個人的な体験の話もいずれまた書こうと思います。

 

 

 

 

↓無料でルノルマンカード占いができます

 

↓作家仲間と、運営しているイジメ対策サイト

 

↓高橋桐矢の本

 

 

占い師入門 占い師入門
1,320円
Amazon