ラジオでお話しました ~氏神さんと氏子~ その1 | 京都・上京人のひとりごと ~本当の京都を知りたい人へ~

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「ほんまもん京都」というブログを始めました。そちらでは、このブログの内容をさらにわかりやすくまとめていますので、是非ご覧ください。

こんにちは、kiritsuboです。

今回もラジオネタです。

毎週金曜日、

11:05あたりから

京都の習わしネタをしゃべってます。

こちらから聴いてくださいね。

https://radiomix.kyoto/

 

さて今日は

「氏神さんと氏子」。

 

これはこのブログでも

3年前に説明してることなんですが

そのときは

祇園祭の時期に

書かせてもろてますね~


ここではもっぺん

氏神さん・氏子について

簡単に説明しときますね。

 

氏神さんとは

「ある特定の地域の平和・無事を守る神様」

ていう定義がされてます。

 

なんか

「地球の平和を守る神!」

のちっさい版みたいで

ピンポイントで守ってくれやはるのは

ありがたいなーって思いますね(^^)

 

私とこやったら

今は北野神社(北野天満宮)さん。

北野の「天神さん」です。

 

で、実家のほうはというと

今宮神社さん。

「今宮さん」ですね。

 

これがもうちょっと東のほうへ行くと

御霊神社さん、

「御霊さん」となります。

 

守ってくれたはる区域が

「氏子区域」となるわけで、

反対に言うと

氏神様が守ったはる区域に住んでいる人が

「氏子」となるのです。

 

今宮さんと御霊さんの氏子区域、

もっぺん整理しとくと

 

今宮さん

・北区  鷹峯・紫野~西賀茂まで

・上京区 西陣(七本松~小川(堀川)・上京北辺~二条城の北)         

 

御霊さん

・北区  烏丸あたりから東、賀茂川から西

・上京区 堀川あたりから東、賀茂川から西・出水通から北

 

となります。

 

 

これは

今宮神社氏子範囲図。

本多健一先生の

「中世後期の京都今宮祭と上京氏子地域の変遷」

より引用させてもろてます。

広いですね!

 

 

氏神さんと氏子の関係について

ちょっと注意せなあかんのは、

氏子区域に住んでいる氏子全員が

お祭をするのは

上京・中京・下京に多く見られることで

左京の上賀茂・下鴨神社とかになると

ちょっとちゃうらしい。

 

そこに住んでる人全体のお祭なんかどうか

私ははっきりわかりませんが

少なくとも

社家の方たちがメインで動いたはる

そんなシステムになってるみたいですね。

  

あ、藤森神社さんとか

伏見稲荷さんとかも

氏子さんがいて

氏子区域もはっきりしてますね♪

 

また昔は

氏子区域をめぐっての争いが

すごかったみたいですね~

 

境界域での競り合いがあったり、

取られた氏子区域のところで止まって

「土地返せ~!」て言うてみたり。

 

まぁ地元の人間としては、

あんまり詳しい書くと

なんか申し訳ないので

このへんにしとこかなと思います。

 

簡単に説明するつもりが長うなりました(^^;

   

ちょっと休憩。

「京都・上京人のひとりごと」でした。

まだつづく♪

 

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