前回股関節が大切であるという話をしましたが、今回はその話の続きみたいな内容になります。
股関節を病院で調べたりして、動かしても問題がないようでしたらご自身でも、例えばジムでも、パーソナルトレーニングでもお手入れをすることができます。
股関節に関しては、アスリートレベルでもない限りはあまり使えていない場合が多いです。
例えば歩き方にしても、股関節から動かすなんてことはあまりありません。
これはヒトの体の動きの効率を考えれば当然そうなるのですが、効率の良い動き=体に良い動きとは限らないという事を念頭に入れておいてほしいのです。
基本的に関節は必要以上の大きな負荷を掛けずに、正常可動域と言う怪我をしない最大・最小の範囲を動かすことでその機能の低下を防ぐことができます(もちろん100%は言いませんが何もしないよりもという意味で)。
股関節は、膝や肘の関節と違い、いろんな方向に動かす事の出来る関節です。
お手入れをするためには、いろんな方向に動かす運動をしなければなりません。
日常生活の動きの中で本来の股関節の動く方向すべて動かしているかと言うと、全くもってそれはありません。
むしろ股関節の動きに関しては偏っています。
その理由について話すと長くなりますが、本来の体の作りと現在の体の使い方が噛み合っていないからだと簡潔にしておきます。
それ故に、股関節を普段動かしていない方向にも動かしてあげて、股関節本来の動きを維持することが必要になってきます。
股関節は骨盤と大腿骨が作っている関節だという話を前回しました。
股関節の動きが悪いとつまりは骨盤の動きも悪くなってしまうので、今度は骨盤と繋がっている脊柱(腰椎胸椎頸椎)の動きにも影響が出てしまい、結論を言うと「腰痛」「姿勢が悪くなる」「首が辛い」に繋がってきます。
身体全体の事を考えると、股関節のお手入れは非常に大事だと言ことが、何となくお分かりいただけるのではないかと思います。
もしも股関節の事で悩んでいる方や、腰痛や姿勢や首回りの改善をしたいと思っている方がいらっしゃいましたら、当ジムでも股関節周りのコンディショニングトレーニングも行っておりますので是非お試しくださいませ。