おはようございます。
桐嶋です。
私のセッションでは
前世療法=過去世療法となり
今世の1個前の記憶、という
くくりではご案内しておりません。
「前世療法ってどういうこと?」
「過去世って、信じないと効果がないんじゃないの?」
はじめて聞く方にとっては、ちょっと不思議に感じるかもしれませんね。
ヒプノセラピーは
「記憶」との対話ですので
「過去の自分と出会う」という体験が
ベースとなります。
この「過去」なのですが
・今世
・前世
・過去世
という範囲で記憶を見ていきます。
ヒプノセラピーのセッションの中では
意図して前世の記憶にアクセスすることもあれば
意図していなくても“前世らしきイメージ”が
浮かんでくることがあります。
今の悩みの原因や、生きづらさの理由を潜在意識に問うと
必要な記憶へと繋がりその過去の記憶からの
メッセージがスッと腑に落ちることがあるのです。
「前世」って、信じないといけないの?
いいえ。
前世を「本当にあった過去の人生」として信じている必要はありません。
私自身、「前世療法」という名前でご提供しておりますが
それが前世(過去世)かどうかはあまり気にしていません。
「これは私の潜在意識が見せてくれた、象徴的なイメージかもしれない」
「魂の記憶かどうかは分からないけれど、なぜか心に響く」
そんなふうに受け取るだけでも、
深い気づきや癒しにつながることがあるんです。
実際、前世療法で涙を流される方の多くは
「どこかで見たような景色だった」
「なぜか、そのときの感情がリアルだった」
と語ります。
過去世は“今のわたし”に影響している?
ヒプノセラピーの考え方の一つとして
魂は何度も人生を経験しているとされています。
その中で抱えた感情や未完了の想いが、
今世に持ち越されることがあるといわれています。
個人的には関わりのある
集合意識との繋がりもあるのかな?と感じたりします。
たとえば──
• 説明のつかない“恐れ”や“不安”がある
• 同じパターンの人間関係を繰り返してしまう
• 特定の場所・国に強い感情が湧く
• やったことがないのに懐かしい、得意な感覚がある
これらは、前世からの影響かもしれないし、そうでないかもしれない。
ただ、
ヒプノセラピーを通して
その「物語」に触れたとき
無意識に抱えていた感情が動き、
自然に手放されていくのは確かです。
*私の経験上でも。
前世は、心の「深層ファイル」のようなもの
前世か、過去世か、
それが本当かどうか。
ということよりも
イメージで言うと
私たちの心は
いくつもの引き出しや棚がある
大きな図書館のようなもので
ふだん使っているのは
今世の記憶が入った一段目の引き出し。
でも、
ヒプノセラピーで深く潜っていくと、
ふだんは開かない下の引き出し(前世)に触れることがある。
そこには、「名前も顔も知らないのに、なぜか自分だとわかる誰か」の人生があり、
その中に、今の人生とリンクする“テーマ”が含まれていたりする。
そうして
誰かの人生から
「わたしは、もうがんばらなくていい」
「その人を許してよかったんだ」
「自分を信じることができなかった、あの人生があったから」
そうやって
今の自分では届かなかった場所に気づきが届くことがあります。
この話を「読んで」いるあなたは
頭で「考えて」イメージしようとしているので
そんなことで癒されるかな?と
思われるかもしれませんが
ヒプノセラピーでは
その「物語」を想像するのではなく
体感するから
納得どが深いのです。
前世療法は、過去を変えるのではなく「意味」を変えてくれる
大切なのは、前世療法を受けることで
「何か特別な力が身につく」とか
「全部の悩みが一度で消える」ということではありません。
“ずっと心の奥に引っかかっていた感覚”が、ほどけることはあります。
これは前世での出来事だから…と納得することで、
なぜか、過去の出来事や人間関係への捉え方がガラッと変わる。
そうして、今の自分の生き方が、
ほんの少し軽く、自由になっていくのです。
もしあなたが今、心に引っかかっている何かがあるのなら
それは、自分の魂が
「もうそろそろ癒したい」と
伝えているサインかもしれません。
前世療法は、
ただ過去を見に行くためのものではなく
“今の自分”をもっと深く理解し
愛するためのセラピーなのです。
受け入れる準備ができたときにだけ、
必要な記憶が、そっと現れてくれる。
そんな不思議で、やさしい時間です![]()












