『春に』 | にゃん太郎

にゃん太郎

ブログの説明を入力します。


日曜日の朝
ママさんと娘と散歩をしました
田舎道をのんびりと
歩いていたら
アジサイが目に止まりました


もうすぐ咲きますね
6月 ⁉️
どうもピンとこない
気分はまだ『春』が来てないのに
なんか置いてきぼりに
されてるようで





家に帰ると
娘宛に宅配が届いてました

中学校から卒業アルバムです



3月の出来事ですが
娘も
実感が湧いてこないらしいです

あたりまえかもしれません

娘たちは2月の終わりから
時間が止まっているように思います
卒業式の日も
入学式の日も
数時間 学校へ行っただけ

あとはずっと家の中

高校の準備をやろうとしても
『ツマラナイ』という
気持ちが前に立ってしまってます
いろいろ話しをしたら
『人と話していない』
というのが影響しているようです

人とコミニュケーションを取らないと
『抑うつ』は出てくるだろうし
刺激が欠如してくれば
生きるチカラも枯れてくる
喪失感は大きいと思います
(幸い娘はのんびりと明るいです)
(ヤル気は落ちてますがσ(^_^;))

止まった時間を
動かし始めるのは大変です


気持ちを切替える刺激が
必要かなーと感じます


その日の夕方
以前 コーラスで歌った
『春に』という歌を
2人で口ずさみました
娘   ソプラノ
父   テノール

自分の音かなり怪しかったですが
楽しかった^ ^
歌ったのは久しぶりです
我が家はコーラスがあると
ストレスは発散できるようです


最近 プロの方々がリモートで
『春に』を歌ってくれました
卒業式 入学式に参加出来なかった
子どもたちに対してメッセージです
有り難くてジーンときてしまいました

詩は谷川俊太郎さん


自分はこの歌が大好きです
なんだかチカラが湧いてきます

娘もこの歌が大好き
目キラキラのいい顔です

この歌には
季節感を取り戻せたり
喪失感を埋めることができたり
そんなチカラがあるように感じました
谷川俊太郎さんの詩には
生命力がいっぱいです
 


詩の中で

まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい

というフレーズがあります

来週から高校が始まります
娘には こんな気持ちで
新しい学校を楽しんでくれたら
^ ^

子ども達の
待ちに待った春は
これからが本番です

勉強も大事ですが
無事に学校生活を送ることが
一番ですね












『春に』
          谷川俊太郎

この気持ちはなんだろう
この気持ちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地から足のうらを伝わって

この気持ちはなんだろう
この気持ちはなんだろう
ぼくの腹へ胸へそして喉へ
声にならない叫びとなって込み上げる
この気もちはなんだろう

枝の先のふくらんだ 新芽が心をつつく
喜びだ しかし 悲しみでもある
苛立ちだ しかも 安らぎがある
憧れだ そして 怒りが隠れている

心のダムに堰き止められ
よどみ渦まきせめぎ合い
今 溢れようとする

この気持ちはなんだろう
この気持ちはなんだろう

あの空の あの青に 手をひたしたい
すべての人と会ってみたい話してみたい
明日と明後日が一度にくるといい
ぼくはもどかしい

地平線の彼方へと歩き続けたい
そのくせ 草の上でじっとしていたい
声にならない叫びとなって
込み上げる
この気持ちはなんだろう