枇杷は甘いかスッパイか -18ページ目

枇杷は甘いかスッパイか

遠く離れた地に住む母。その介護の喜怒哀楽。

アサコは元気に施設から戻ってきた。
施設から帰ってきた時、ヨシトを見て、
「ありゃ、ダッカ?」
と言った。
(←ヨシトの顔も忘れてしまったか!?)
その言い方がヨシトと似ていたらしく、施設の人が笑っていた。
血筋は恐い。
(私も同類。(^_^;) by タツオ)
そして、今日もヨシトに向かって施設の人のために、
「お茶ば出さんね。」
とアサコは言う。
毎度毎度、このおもてなしの気持ちだけは消えない。
不思議だ!
(いいことなんだけどねえ・・、周りには迷惑か!)
 
施設の人が帰ると、お菓子を食べる。
そして、アサコは
「疲れとっとさ。」
と言って、すぐに寝てしまった。
椅子に座っているだけでも体力を消耗するみたいだ。
 
夕食をよく食べた。足りないようだったが、体重が増加傾向であるので、少し減らしている。
(ヨシトは、老母の健康を気遣う優しい息子なのだ。)
食後にすぐに入れ歯を外すと、そのあと、つまみ食いをしないことがわかった。
 
 
寝る直前のトイレで、紙パンツを履き替えた。
その形を見て、アサコは多分、鍋を想像したのだろう。
「そーめんば湯がけるばい。」
(はっきりボケか、認知ボケか・・・。)
と言ったので、
「湯がいて、タツオに食べさせたら」
とヨシトが言うと、
「タツオはどこさおっとか?」
と質問してきた。(←まじめか!)
 
運動はトイレに行く時だけのような状態だ。
なのでできる限り、自分の足で歩いてトイレに行ってもらい、運動量を増やそう。
そう心掛けようと思うヨシトであった。
 
2018年6月、枇杷ではなく梅の実をもぎるアサコ