くるつ朝、スムーズに起きたが、紙パンツは満タン。
アサコの足取りはヨタヨタしながらも、トイレに連れて行った。
アサコの足取りはヨタヨタしながらも、トイレに連れて行った。
「タキホリアサコ、早くあいべあいべ。転ばんごとあいべ。」
とヨシトが言うと、
「おっだ、ナルシマアサコたい。」
と答える。
「タキホリアサコは?」
とヨシトが訊き返すと、
「ウマタロに叩かれた。マシ婆にこき使われた」
と答えた。
小さい頃のことは本当によく覚えている。
とヨシトが言うと、
「おっだ、ナルシマアサコたい。」
と答える。
「タキホリアサコは?」
とヨシトが訊き返すと、
「ウマタロに叩かれた。マシ婆にこき使われた」
と答えた。
小さい頃のことは本当によく覚えている。
少しは慣れてきたようだが、アサコは紙パンツの上げ下ろしが下手だ。
(というより、力が入らないし、片手で体を支えているから、片手で上げ下ろしは難しかろう)
いつも半ケツになっている。手を洗う時、ヨシトが後ろから紙パンツを腰までズリ揚げる。
前につんのめりそうになるアサコを見て、ヨシトは笑っている。
(というより、力が入らないし、片手で体を支えているから、片手で上げ下ろしは難しかろう)
いつも半ケツになっている。手を洗う時、ヨシトが後ろから紙パンツを腰までズリ揚げる。
前につんのめりそうになるアサコを見て、ヨシトは笑っている。
息子に紙パンツを交換してもらい、涙を流していた。
アサコが、
「ヨシトがずっとここばおるけん、アイミさんに悪かとね。」
「ヨシトがずっとここばおるけん、アイミさんに悪かとね。」
と唐突に言った。
「お父さんが迎えに来んとよ。」
とアサコが言うので、ヨシトがいつもの通り
「わがままな奥さんを迎えに来ない。」
とふざけて回答すると、
「わっどんは、今頃わがままと知ったとか。」
とアサコが切り返す。
こんな回答ができるのも、まだまだ脳力がある証拠だな、とヨシトは笑った。
とアサコが言うので、ヨシトがいつもの通り
「わがままな奥さんを迎えに来ない。」
とふざけて回答すると、
「わっどんは、今頃わがままと知ったとか。」
とアサコが切り返す。
こんな回答ができるのも、まだまだ脳力がある証拠だな、とヨシトは笑った。
アサコは元気に施設に戻っていった。
2018年8月、施設にてアサコとその息子、その嫁、孫

