こんにちは！桐川右煌です。
今回から『スパルタ神様』シリーズは、質疑応答編となりました
記念すべき第１回目は…
わたくし、桐川が質問させていただきます
神様「初っ端から身内とか…
まぁ、仕方がない。
で、質問内容は『煩悩』のことだったよな？」
桐川「はい、そうです。
人間には百八つの煩悩がある…
桐川「ちゃんと計算式があったなんて、驚きです
だけれど、そんなに数多くの煩悩を抱えていては、日々生活するのも大変です
そこで神様…
我々は一体どうすれば良いのでしょうか？」
神様「じゃあ逆に聞くが…
オマエは煩悩をどうしたら良いと思う？」
桐川「そうですね…
煩悩があるが故に人は悩み苦しむのなら、煩悩を無くすと良いのではないでしょうか？
あっほら、大晦日につく除夜の鐘は１０８回ですし、全ての煩悩を消してから新年を迎えましょうって風習もありますしね！」
神様「ではオマエは、煩悩は無くすと良いと考えるのだな？」
桐川「で、人は悟りをひらくのでしょう？
仏教では、そんな風にいわれているじゃないですか？」
神様「残念だがな…
煩悩を消すことはできない。
人として生まれた時点でな。」
桐川「えっ？じゃあどうすれば良いのですか？
人の苦しみの根源である煩悩が消せないとなると…
もう人は苦しむ他ないのですか？」
神様「そんなことはない。
煩悩は消せないが、煩悩に伴う感情をコントロールできたなら、苦しみは軽減するハズだよ。」
桐川「神様、ではその、苦しみを軽減させる方法を教えてください！」
以下、神様から教わった内容です↓
〈煩悩に伴う感情のコントロール〉
煩悩が苦しみを生むのは、マイナスの感情を伴うからである
例えば
食べたいのに、食べられ【ない】から辛い
愛されたいのに、愛され【ない】から悲しい
勝ちたいのに、勝て【ない】から悔しい
楽しみたいのに、楽しめ【ない】からつまらない
夢があるのに、夢が叶わ【ない】から虚しい
…など【ない】状態に対してフォーカスすると、マイナスの感情を抱くことで苦しみが生じてしまう。
そこで、そもそもの欲求の部分にフォーカスするようにし、プラスの感情に置き換えてみる。
例えば
食べたくて、テンション上がる
愛されたくて、ドキドキする
勝ちたくて、興奮する
楽しみたくて、ウキウキする
夢があって、ワクワクする
…というように、欲求はそのままでも、感情をマイナスからプラスにできれば、苦しみは軽減できる。
神様「人として生まれたからには欲求、すなわち煩悩は無くすことはできない。
だが煩悩を辛いと思う心、すなわち感情をコントロールすることは可能なのだ。」
桐川「我々はついつい、【ない】状態にフォーカスして凹みがちです
それをプラスの感情に変えてみる…
でも、ソレが難しいからヒトは悩むんですよね。」
神様「そうだな。
簡単なようで、難しいことではあるが…
少しずつ実践してみなさい
それに煩悩そのものは悪いものでもない。
行き過ぎると他人をも巻き込んでしまうが…
ある程度セーブすることで、程よい状態に保つことはできるのだ。
では、次はその方法を教えるとするかな。」
〈煩悩をセーブする方法〉
例えば…
食欲をセーブしたいなら、ほんの少しだけ食べる量を減らす
などハードルの低いことから始めてみる。
初めは辛いが習慣になるまで続ける。
それが常習化したら、次の段階に進む。
セーブする状態が常習化するまではしんどい。
だがその状態が常（無意識）になれば、後は楽。
神様「欲求をセーブするには、日々トレーニングあるのみ、だな！」
桐川「簡単に言いますけど…
明らかに大変そうですやん
コレ、意思が強くないと、全く進まなさそうですよね？」
神様「その通り。
ヒトは欲求に弱く、また楽な方へ流れたがる生き物だ。
だから煩悩をセーブするということは、かなり難易度が高いことなのだよ。」
桐川「わかっちゃいるけどやめられない〜
コレ、人間の特性！ですよね。」
神様「だからこそ、煩悩をセーブ出来るのかどうかが、人間としての醍醐味だよな。
特にオマエは修行中の身なのだから、自分の煩悩くらい、コントロール出来るようになれよ！」
桐川「……出来るだけ善処いたします。」
…ってことで、まとめです。
「数多くの煩悩をどうすれば良いですか？」
《答え》
欲求があるときにはプラスの感情の状態でいる。
欲（煩悩）がちょうど良い状態になるようにトレーニングし、少しずつ常習化させる。
…コレ、正に修行やん
なかなか難しそうなので、気長〜に取り組むしか無さそうですね
以上、スパルタ神様 質疑応答〜その１〜でした