こんにちは!桐川右煌です。
今回のブログには、あるアイテム?が登場します
それはジャーン
コチラ
マリア様〜
少々古いので青色が少し欠けてしまっていますが、桐川にとっては大切なお守り的存在です
この聖母マリア聖水盤は、18年前、バチカン市国のサン・ピエトロ寺院で購入させていただきました
桐川が占い師になる前の、人生の転機になったバチカン旅行については…
過去ブログに書いてますので、よろしければお読みください〜
さて、前振りが長くなってしまいましたが…
本日のお題は『人ごと』。
桐川が、そのようにされて傷ついた、というお話です
いわば振り返りの愚痴ブログになりますので…
すみません(先に謝罪をば)
これは今から12年前…
あびこで店をオープンして、やっと一年が経過した頃のことです。
その時、桐川は父を亡くして間もなかったのですが…
店を長く休む訳にもいかず、気持ちを切り替えながら日々鑑定をしていました。
そんなある日、ふたりの女性のお客様がご来店されまして。
聞くとそのお客様のおひとりは、葬儀屋で働いているとのこと。
そしてそのお客様は、葬儀屋でのお仕事の様子を意気揚々と語り始めました。
お客様「最近はもうホントに忙しくて大変で
なんせ季節の変わり目でしょう?
こういう季節の変わり目ってね…
年寄りが死ぬ死ぬ」
そう大声で言って笑いました。
それを聞いて、桐川、すごく悲しくなりましてね…
葬儀屋さんなのに、まるで人ごとみたいに、人の死を笑う。
この状況に、どう返そうか…
愛想笑いで返すしかないのかな
そんなことを考えていると…
次の瞬間、ビックリするようなハプニングが起こりました
お客様が座られていた席の斜め上には、先程のマリア様を飾っていたのですが…
なぜかこのマリア様が落下し、お客様のメガネのブリッジに引っ掛かかりまして
突然のことにお客様は「え?何これ!」となり
状況が把握できず慌てふためいてパニックに
また隣に座っていた連れのお客様も、かなり驚いて言葉も出ない様子でした
それを見た桐川は内心、可笑しくて仕方がなかったのですが
お陰様で悲しい気持ちも吹っ飛んで、その後は普通に鑑定することが出来ました。
桐川「神様、もう十年以上も前のアノ出来事…
私の中ではインパクト強めだったので、よーく覚えているのですが。
アレは神様がやったのですか?」
神様「ああ、アレな!
ちょっとしたイタズラだよ。
どうだね?あのタイミング
面白かったろう?」
桐川「やっぱり、そうでしたか…
絶妙なタイミングであんなことしちゃうなんて、さすがは神様ですね!
お客様、焦って顔が真っ赤になってしまって…
ちょっといい気味だって、思ってしまいました。」
神様「人の死を笑った後、聖水盤が突然上から降ってきたんだからな。
さすがに戒めだって気付いて、自分を恥じたようだぞ?」
桐川「でも神様が自らあんなことをするなんて、珍しいですよね?」
神様「父親の死後間もないオマエが、どんな気持ちでアノ客の言葉を聞いたのか…
その心境は私にも痛いほどに伝わっていた。
だから傷ついたオマエを放って置けなかった。
そこで私はイタズラすることにしたのだ!」
桐川「そんな風に思ってくださっていたなんて…
それこそ『人ごと』みたいに考えず、私の気持ちに寄り添ってくださったことが、何より嬉しいです。」
神様「そうだろう?
『人ごと』だと考えず、想像力を働かせて共感する。
コレは大切なことだよな!」
神様って、普段はスパルタなんですが…
こういった優しい時もありまして。
だから厳しくてもついて行こうって、思っちゃうんですよね。
コレを世間では【飴と鞭】って言うんでしょうが
…まあ、飴が時々あるだけでも、マシなのかもです
今回は、人の死を『人ごと』のように笑ったヒトのお話でしたが。
このお客様、以後お見えになることはありませんでした。
きっとスパルタ神様のイタズラ…マリアメガネダイブが強烈過ぎたんでしょうね
それにしても、アレからもう十年以上経ったのかと思うと…
とても懐かしく、月日が経つのは早いなぁと感じます
この度は長〜い過去話にお付き合いくださり、誠にありがとうございました