スパルタ神様と だだっ子占い師 〜印象的な鑑定(前編)〜 | 占い師~桐川~おもしろぶろぐ

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大阪長居の占い師 桐川右煌です。
占フィールにて鑑定&占教室をしています。
占術を利用して、より豊かな人生を歩まれますよう
お手伝いさせていただきます。

こんにちは!桐川右煌です。




今年も後数日で終わりですねニコニコ



そこで、本日は個人的に、勝手に今までの鑑定を振り返りまして…



一番印象に残っている鑑定について書いてみたいと思います。



さて早速ですが、一番印象に残っている鑑定は…



やはり、命に関わる鑑定ぐすん



ある日、ケア帽子を被った女性が鑑定にやってきました。



聴くと、私、以前にそのお客様を鑑定したんだそうです。




その時に、体調に気をつける様にと言われたと。



そして、それから暫くして…



悪性の脳腫瘍が見つかったのだそうです。



お客様「私は今、抗がん剤治療をしています。
ですが、治るかどうかはわかりません。
私にはまだ、小さい子どもが2人もいるんです。
その子たちを残して死にたくないんです。」



そう泣きながら仰いました。



桐川、お客様のご要望に添いながら鑑定させていただいたのですが…



もう、ただただ、辛くて仕方がなかったです。
(鑑定したくない、とかいう意味ではなくて)



子どもを残して逝くかもなんて、想像しただけでも辛過ぎますぐすん



桐川、その時必死で鑑定させていただいたのですが…



その後、そのお客様、二度と来られることはありませんでしたぐすん



おそらく、天寿を全うされお亡くなりになったのだとお察しします。



桐川「この世知辛い世の中に、子どもたちを残して逝かねばならないなんて…
どれほど無念だったことでしょう…」えーん



神様「親はなくとも子は育つ、と言うだろう?
子どもは子どもで、親がいない状況でも立派に育っていくし、更に言うなら子どもの魂もソレを承知で生まれて来ている。
だから、心配は不要なのだよ。」ニヤニヤ



桐川「理屈では解りますがね!
親としては『はいそうですか』って納得できませんって!
だって、どう考えても辛過ぎますもん!」えーん



神様「辛過ぎるって…
あのなぁ、辛く感じてしまうのは、生きることや子どもたちへの執着があるからだぞ?」真顔



桐川「そら、執着もしますがな!おーっ!
生に縋りたかったり、残された子を案ずるのは、人として普通でしょ?
そして、むしろ人だから苦しむんでしょう?」おーっ!



神様「だから、まだまだなんだよオマエは。
先が思いやられるねぇ。」ニヤニヤ



桐川「あーなんか、無性に腹立ってきた!
もう…神様なんて、大っ嫌い!」おーっ!



ってな事がありました。



そう…この鑑定が今までの中で一番、印象的でしたね…



神様の軽さ?加減もムカつく程に印象的でしたしイラッ



でも同時に、占い師としての無力さも痛感した鑑定でもありました。



抗がん剤治療中で、心身ともに相当しんどかったでしょう…



そんな中、貴重な人生の時間を使って、わざわざ鑑定に来てくださったのに



ただお話を聞くだけで精一杯で…



大したアドバイスもできませんでしたぐすん



桐川「神様…
どうして、あのお客様は、早くに亡くならなければならなかったんですか?ぐすん
世の中には百を超えてもお元気な方もいるというのに…」ぐすん



神様「それが寿命というものだよ。」ニヤニヤ



桐川「寿命ですか…
では神様は寿命について、どのようにお考えなのですか?」キョロキョロ



神様「寿命は自分で決めて生まれてくるのだ。

誰かが決めた訳でも、誰かと相談して決めた訳でもないのだよニヤニヤ

だから死ぬときは、その者にとって最善なときなのだ。

例え早く亡くなったとしても、それは不幸なことではない。

そして長生きが良い訳でもないしな。」ニヤニヤ




桐川「そっか…

ヒトって、本当に自分で寿命を決めて生まれてくるんですね。

死ぬ時が最善な時だと決まっているなら、例え早くに亡くなろうとも、ジタバタしたり悲観する必要はないのでしょうが…

だけど実際は、そんな風に達観できないですよ。」えーん




神様「だからオマエはまだまだなんだよ!」ニヤニヤ




桐川「まだまだで悪かったですね!おーっ!

だって、あのお客様は子どもたちを残して逝ってしまわれたんですよ!

そのお気持ちを想像するだけでも、胸が痛みますぐすん

だからこそ私は、本当に役立つアドバイスをしなければって必死に鑑定したんです。

なのに何であんな風だったんですか?」おーっ!




さっきも少し書きましたが…




桐川、相当気合いを入れて鑑定したにも関わらず…



結局、大したアドバイスもできなかったんです。




さて、今回のお話は長くなりそうなので、この辺でニコニコ




次回後編は2週間後に更新いたしますウインク