こんにちは!桐川右煌です。
今回は、『正しい』に執着したお客様の話です。
とある辞書によると、正しいとは…
真っ直ぐで誤りがない
という意味なのだそうです。
対義語には『間違った』などがあります。
ある日、ご主人とは家庭内別居状態の女性がいらっしゃいました。
お客様によると、ご主人には問題行動が多く、お子さんのためにも離婚を検討していると言います。
さて、それはどんな問題行動なのか…
桐川、早速尋ねてみました。
お客様「主人は自分のことしか考えてないんです。
例えば、子どものことでも、宿題をみてやらないし、勉強も教えません。
子どもがゲームをしていても怒りません。
それに仕事が忙しいって言い訳して、運動会にも来ないんです。
他のパパさん達は、ちゃんと都合をつけて来てるのに…
私は主人に『アナタは間違ってる』っていつも言うんですが、聞いてくれないんです。
私、正しいことを言ってるのに…
酷くないですか?」
桐川「えっと、離婚したい理由って、お子さんへの教育方針の相違…みたいな感じですかね?」
お客様「相違というか、主人が間違ってますよね?
それに金銭感覚も!
マイホームを購入したかったのに、付き合いだとか言って週1で飲みに行くので、全然貯蓄が出来なくて。」
桐川「マイホームの購入?
観させて頂きましたところ、ご主人、マイホーム必要ない派ですが…」
お客様「えっ?必要ない?
普通は家を買って安定したいでしょう?
それが正しいと思いますが。」
桐川「世間的にはそうでも、必要ない場合だってありますよ。
それに教育方針についてですが、ご主人はお仕事が大変なんでしょう?
帰宅が遅いとお子さんの宿題や勉強の世話は難しいでしょうし、運動会に行きたくないパパだっていますよ。
それに対しては、貴方の理解が必要なのではないですか?」
桐川「夫婦ふたりの子どもなんだし、面倒をみるのが正しいじゃないですか。
仕事が大変だからって、子どもに関わらないとか、それは間違ってますでしょ?
それに持ち家がある方が、家族として安定しますし、私はやっぱりその方が正しいと思います。」
神様「正しいねぇ。
ところでオマエ、【正しい】の意味を知ってるかね?」
桐川「神様…ちょ、今、鑑定中なんですが
まぁでも、この鑑定…
【正しい】の意味から見直さないといけませんね…」
神様「その通り。
では、もう一度聞く。
【正しい】の意味は?」
…鑑定中やっちゅーのに、神様、【正しい】の意味にかなり、こだわっておられるご様子
ホント、お願いだから…
空気読んで
さて、この話、長くなりそうなので今日はこの辺で
次回は2週間後に更新いたします。
ご覧頂けましたなら、幸いです