宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

【TOKYO MX 公式サイトより】

白色彗星帝国との戦いから三年──。

滅びに瀕したガミラス民族を救うべく、新たな母星の探索を続けていた

デスラー総統は、天の川銀河の一画に条件に見合う星を見出す。

が、そこは、強大な星間国家の領域内であった。

銀河で勃発した領土紛争は、ガミラスと安全保障条約を結ぶ地球を

否応なく巻き込んでゆく。

地球に軍事的・経済的優位性をもたらしてくれた時間断層という魔法は、

自分たちの命と引き替えに消滅してしまった──

自責の念に駆られながらも、ヤマト新艦長の任についた古代進は、

来るべき有事に備えて新クルーらと共に訓練航海に旅立つ。

その中に、自分をつけ狙う何者かが紛れ込んでいるとも知らずに。

かつてない不安の時代に、新たなる旅立ちの時を迎えるヤマト。

その行く手では、想像を絶する新たな敵が待ち構えていた……。

スタッフ・キャスト

【STAFF】

原作：西﨑義展

製作総指揮・著作総監修：西﨑彰司

監督：安田賢司

シリーズ構成・脚本：福井晴敏

脚本：岡 秀樹

キャラクターデザイン：結城信輝

メカニカルデザイン：玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加

ゲストキャラクターデザイン：小林千鶴・岸田隆宏・立石 聖

プロップデザイン：枝松 聖

美術監督：合六 弘・池田裕輔・舘藤健一

色彩設計：中山久美子

撮影監督：松井伸哉

CGディレクター：後藤浩幸

編集：兼重涼子

音楽：宮川彬良・宮川 泰

音響監督：吉田知弘

オリジナルサウンドエフェクト：柏原 満

アニメーション制作：サテライト

製作：宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会

【CAST】

古代 進：小野大輔

森 雪：桑島法子

真田志郎：大塚芳忠

アベルト・デスラー：山寺宏一

スターシャ：井上喜久子

ヤーブ・スケルジ：チョー

土門竜介：畠中 祐

京塚みやこ：村中 知

徳川太助：岡本信彦

板東平次：羽多野 渉

キャロライン雷電：森永千才

坂本 茂：伊東健人

デーダー：天田益男

メルダーズ：黒田崇矢

👆何か、昨年CSのスターチャンネルで旧作の「宇宙戦艦ヤマト」テレビ版3部作が放送されて以来、私の中で、またヤマト熱が再燃しております🔥

劇場版旧作2作品の4Kリマスター版も観に行きましたしね🎬

昭和に作られた旧作ヤマトには、様々なツッコミ所が満載ですが、それでも何度も飽きずに見入ってしまう魅力があるので、やはりSFアニメの金字塔的作品なんだろうとの認識を新たにする今日この頃です

ということで、今回はそんな昭和版ではなく、平成～令和の時代に掛けて制作継続中の、リメイク版ヤマトのお話です🌃

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」

劇場公開された総集編、外伝的作品等を除けば、リメイク版の第3作目にあたる作品ですね｡

昭和の旧作「新たなる旅立ち」は、テレビSP版として放送されましたが、本作は、まず'21年に先に前後編の劇場版として公開され、それを連続テレビアニメとして再編集したものが、この4月～6月にかけてBS11とTOKYO MXにて放送されました（全8話）📺

先の劇場版が公開された時、評判がよかったようなので、楽しみにしておりましたが、確かに､なかなかよかったんじゃないかなと思いました

旧作

「新たなる･･･」

で初めて登場するはずの新キャラが、リメイク版では第1作の

「2199」

から既に登場していたり、逆に、旧作では

「ヤマトⅢ」

から登場する新キャラが、リメイク版

「新たなる･･･」

から登場したり、そのキャラ達の設定も大幅に変更されていたり、と時代に合わせた数々の変更点はあるものの、大筋では旧作をなぞっていたので、観ていてそんなに不満はなかったです。

また、旧作で目に付いた様々な矛盾点、強引な展開、整合性が取れない部分等が、それなりに一貫性を持つような展開、設定に修正されていて、物語に説得力を持たせることにも成功していたように思います

旧作の名シーン、名セリフ等も極力生かそうとしてくれていたしね

クライマックスでの、デスラー総統の

「古代私ごと撃て」

「わかって欲しい･･･｡私はスターシャを愛しているのだよ･･･｡」

は、絶対この作品には欠かせない要だし、物語を深掘りした分、このセリフにより説得力が増していたな、とも思いましたもの

旧作では、何かやけに唐突な総統の告白だなって、子供ながらに戸惑いを覚えたこのシーンだったけど、リメイク版では、このセリフに至るまでの伏線がきちんと張られていたので、無理なく心にストンと落とし込むことが出来ました

そして、そんな告白をして、自らの命を盾にしたにも関わらず、肝心のスターシャさんからはスルーされてしまっていた旧作デスラーの報われなさに比して、リメイク版では、結末にデスラーさんの想いがスターシャさんにちゃんと届いていたので、よかったです

せつない片思い、あなたは気づかない～

状態で放置されていたデスラーさんが、40数年を経てようやく報われたのは、何か泣けました😭

ただね･･･｡

相変わらずリメイク版古代君がメンヘラ気味なのは､何だかな～🤔

いや、旧作でも、指揮官という立場に成長したがゆえの葛藤みたいなのはありましたよ

でも、旧作の古代君は、あんなにいつまでもウジウジ思い悩んでいなかったし、1度自分がした決断を後悔し続けたり、命令を二転三転させるみたいな優柔不断な所もなかったと思います

そこは何だかんだと、頼れる昭和の男子なのよ、古代君って💪

それが、恋人の雪さんにまで叱責される情けなさなんだもんな～

イスカンダル星の黒い秘密を知った時に、個人通信で、

「雪、雪俺はどうしたらいいか、もうわからない😭」

って泣きつくとか、さすがにヘタレ過ぎなのでは･･･

男の弱さは、極まれにしか見せないからこそ萌えるのであって、あんな堂々と弱さを曝け出されるのは、ちょっとね･･･｡

そうそう、ちょっとね･･･🤦

まあ、とはいえ、今回のリメイクはなかなか出来はよかったと感じたし、来月には旧作

「ヤマトよ永遠に」

のリメイク版

「ヤマトよ永遠に 3199」

が順次劇場公開されるので、それも是非、観ていきたいです💓

この分だと､やはり旧作

「宇宙戦艦ヤマト完結編」

までリメイクされるのかなぁ

私としては、今後もシリーズが続く限りは、見届けたいです(^_^)ゞ

⬇主題歌は平原綾香さんの「愛は今も光」

https://youtu.be/TIUwiI7mA2E?si=MoqajZ50Q6_XTBmR 

『愛は今も光』宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-主題歌(平原綾香・宮川彬良)