病室から愛を込めてボイトレのお話ーその16 | 桐ヶ谷仁 の Wonderful Voice

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キリガヤ・メソッド 主宰 ボイストレーナー 桐ヶ谷仁のオフィシャルブログです。

今朝、たぶん今回の入院で最後になるであろう採血を終えて、木曜日の結果を待つ身となりました。

さすがにもう帰りたいです(^-^)

血小板数などの結果が良ければ金曜日に3回目の免疫抑制剤の投与をして、いよいよ翌日の退院となります。

あー、こんなに具体的に書いちゃって、また延期になったらみんな心配するだろうなあ、

「仁さん、きっと本当は凄く悪い状態なんじゃないの?」って。

でも、本人はめっちゃ元気なんですよ。

この入院でもう全身隈無く検査をして、どっこも悪いところがなかったし。

自己免疫が暴走しちゃった!というこの病だけで。

でもこの病気も先進医療のおかげでちゃんと治る病気だし。

という事で今はその治療のためのステロイドと免疫抑制剤と抗菌剤のせめぎ合いで、それに付き合うために入院しているだけなんです。

もちろん、何か異常が出てもすぐに対応出来るように入院によって管理されているという側面はありますが、まあ、何かがありそうな気配のカケラも感じないので(^-^)

とにかく、なかなか帰れずにいますが大丈夫です。

元気です!(^-^)

復帰したら今までで一番良いライブをやりますからね、待ってて下さいね。

どうぞお楽しみに!

 

それではボイトレTips参りましょう。

キリガヤ・メソッドの受講生はこの入院ブログを見て「えー、そんなことまでネットで教えちゃうの〜!タダで〜?」的な気持ちになっていることと思いますが、でもこうしてブログに書かれたTipsを見ることで受講生にとっては復習なるな!、と思って書いています。

 

そしてもう一つ、今回こうしてブログを書く時間を得られたことで、僕の理念としていたことを実行することが出来ました。

大げさですが僕の理念とは「良いものはオープンにするべきだ」ということです。

技術でも何でもそうですが、特許なんか取得して一人で儲けようとしないで、良いものはオープンにして、それをみんなんで享受してゆけば、どんどん進化、発展します。

そうすることで、みんなでハッピーになれると思うんです。

 

偉そうに語って本当に恐縮ですが、僕の音楽人生のすべての経験が生きているキリガヤ・メソッドは発声からボーカルをコントロールする最高のメソッドだと自信を持っています。

他人から見たら「何だ、この図々しいヤツは」っていうような話ですよね。

でも自信があるのです。

 

自信というのは結果の裏づけがあって初めて生まれるものです。

その結果をたくさん出して、たくさん見て来ました。

 

このメソッドは歌の上手い人ほど短い時間で結果が出ます。

プロシンガーの場合はたった1時間弱のレッスン内で、うまく歌えなかったパートが気持ちよく、かっこよく歌えるようになります。

もともとプロですから歌心はあるし、ボーカルテクニックもあります。

足りないのは声帯のコントロールだけです。

あっ!という間に問題は解決して、本人も「あっ!歌えた!」と目を丸くします。

それはトレーナーとしての最大の喜びの瞬間でもあります。

 

ボイトレの内容を文章で表現するのはとても難しいことです。

どんなに頑張っても氷山の一角しか書けません。

でも、専門的に勉強している人には、この海面に出ている氷の一角の下に何やら大きなもの、それも良いものがありそうだな、ということがきっと分かるでしょう。

 

専門的に勉強している人とは、つまり教える立場の人たちです。

実際、このシリーズを書き始めてからトレーナーや歌の先生をやってらっしゃる方からのアクセスが増えています。

僕は大歓迎です。

良いと思ったレッスン方法はどんどん活用して欲しいと思っています。

 

「先生、そんなに中身を見せっちゃったら、とられちゃいますよ」と、よく言われますが大丈夫なんです。

キリガヤ・メソッドは日々進化しているので、そういう意味では誰も追いつけないのです。

それが創始者の強みなのです。

だからどんどん追いかけてください。

そして迷えるボイトレ迷子になった人たちを救ってあげて下さい。

 

次回は教える立場の人へ向けてのTipsを少しばかり書こうと思っています。

もちろん、教わる立場の人にも役立ちますからね、スルーしないように(^-^)

さあ、退院は近いぞー!