『今、命があなたを生きている』
これは親鸞が言った言葉だそうですが、
少し前ここんなタイトルのWEB上のイベントに参加し、改めてこの短いフレーズが本当に真理をついているなあと感じました。
私たちは『この私が命を携えてこの現実を生きている』という感覚で生きていますが、
本当は『この私』ではなく、『あの私』という方がいいのかもしれません。
あの私とは永遠の命である、本当の私です。
永遠の命がこの一時期をある個性を持った存在として生きているのです。
本当の私は夢を見ています。
その夢の中に登場しているのが、この私です。
私たちは1度のかけがえのない人生を後悔のないようにいきなきゃと気合を入れて生きていますが、
いくら頑張っても夢の中ですから、もう少し気楽に生きていいように思います。
いい加減に生きるというのではなく、そんなに深刻にならなくてもいいという意味です。
私が何とかしなければいけないと、無駄に頑張っている自分が見えてくると、深刻さが消えてきます。
そうなったとき、私たちからは力がぬけて、人生がいかに彩りに溢れ、豊かで、愛に満ちているかということに気付き、
もっと人生を味わい、大切に生きることができるように思うのです。