大転換期をどう過ごすか | 若返り生活コーディネーター

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私の視点で見えていることを書いています。

あっという間に時間は経ってしまいますね。

 

最近、宗教の起源に遡って解説しているような読み物を夢中で読んでいたのですが、またまた私が信じていたことが覆され、びっくりしました。

 

この10年くらいの間、私が当たり前だと思っていたことがひっくり返るということを度々経験してきたのですが、そういったことがここにきて、益々増えてきています。

 

もう、オカルト映画とSF映画を合わせたような世界に住んでいる感覚になってきました(笑)

 

ま、それはさておき、今、私が気になっていることの一つは時間という概念です。

 

そう言えば最近、Youtube やブログなど、過去の事件や人物について言及しているものを多く見かけるように感じるのですが、それは私が気にしているからでしょうか?

 

私たちは時間というものに物凄く制限されていますよね。

 

だって、常に時間を気にしていませんか?

 

時計を見ながら、時間に合わせて行動しています。

 

そして、過去に縛られながら、未来を心配しながら、限りある人生を生きています。

 

時間は過去から未来に流れていて、過去の出来事を変えることはできないし、未来に何が起きるかわからないと感じています。

 

でも、これは本当なのでしょうか?

 

過去も未来も今という瞬間に在るという考え方もあります。

 

この考え方は感覚的にはあまりピンとこないのですが、頭では何となくわかるような気もします。

 

だって、私たちは過去の出来事を事実だと思っていますが、間違って記憶していることもあるし、その時の感情に左右されていたり、そのことを経験したときの年齢によっても捉え方は違うし、結局のところ、過去なんて自分で『こうだった』って勝手に決めらるようなところもあるのです。

 

同じことを経験しても人によってどんな思い出になるか違いますしね。

 

メディアがこうだと伝えれば、多くの人がそれを信じますが、後から実は違っていたなんてことは枚挙にいとまがありません。

 

歴史的な事実もしかりで、推測や想像によっていろいろな説があるし、その説だって、ひとたび何か新事実が浮上してくれば、その瞬間に解釈が変わってしまうわけです。

 

ということは、過去というのは「今」という視点から見たものに過ぎなく、明日も今日と同じ出来事であるという保証などないのです。

 

未来についても同様で、今、健康で明るい未来に向かっているように感じていても、次の日に病気が発覚したら、一気に未来は暗いものに変わることもあり得ます。

 

ですから、過去も未来も私という個人が今、思っていることで、どちらも幻想のようなもの、という感じがしてくるのです。

 

 

「そんなことどうでもいいよ!」って言われてしまいそうですが、私が感じるのは、今、私たちはこの過去や未来に対するこだわりを捨てるときにきているのではないかということなのです。

 

私たちを縛ってきた考えや思いを明らかにして、それらを清算するときなのではないかと思うのです。

 

考えや思いといっても、厄介なのは潜在意識にある、とても認識しにくい思いなども清算の対象だということです。

 

私たちの潜在意識には膨大な情報が蓄積されていて、私たちに多大な影響を与えていますが、それはとても見えにくいのが難点です。

 

例えば私たちは親の言葉からその思いを感じたり、そこから学んだり、行動を観察しながら刷り込まれたりしながら、さまざまな形で無意識のうちに記憶を蓄積させていくでしょうし、その親もまた、それぞれの親から同じように引き継いでいますから、私たちは何世代にも亘るたくさんの先祖のたくさんの思いを潜在意識の中に抱えているはずです。

 

その引き継いだ思いは伝統や文化として受け継がれていますが、無念や後悔、恨みといったネガティブなものも決して少なくない思います。

 

私たちは良いものは残していけばいいけれど、引き継がない方がいいものを明らかにして、身軽になることが今の時代の私たちに課せられた課題のような気がします。

 

先祖代々の負の遺産をいつまでも握りしめてきたせいで、私たちは過去という時間の牢屋に閉じ込められてしまっている状態かもしれません。

 

本当はそんなものは手放してしまえば清々するし、幸せな現実が展開されていくと思うのです。

 

今、起きているコロナのこと、そして近々起きてくることは、私たちの積年のネガティブな思いを解放するために起きているのかもしれません。

 

コロナをきっかけとして、長い年月に及んで隠され続けられていたネガティブな事実が浮上することによって、私たちはずっと燻り続けていた思いを強制的に清算させられるのではないでしょうか?

 

否応なく手放さなければならなくなっている。

 

いらないものが取り除かれたら、目の前がパッと明るくなって、きっと全く違った視点が生まれるでしょう。

 

この前のトランプさんの演説をお聞きになったでしょうか?

 

私たちを新しい意識に向かわせてくれるような力強く見事なスピーチでした。

 

トランプさんから政権が離れ、私たちはまた元の世界に逆行してしまったように見えますが、こうして行きつ戻りつしながら、そのたびに私たちは新しい視点を得て、自分自身の内側にあるものに気付き、修正することで、すでにどこかにある新しい未来に着地しようとしているのかもしれません。

 

視点が大きく変わることで、今まで見えていなかった未来が見えてくるのです。

 

未来というオプションは無数にあって、私たち自身が変わればそれに合わせた未来に行き着くのだと思いますが、今は個人個人というよりも全体として一致団結して一つのより良い未来を目指しているように感じます。

 

今、経験している大転換期は、最初に私たち一人一人の内側で起こり、それが外側に影響を及ぼして全体が変化してきていて、それは分離した自己を生きる時代から、本当は自分は全体だったのだという気付きにつながり、全体としての自己を感じながら、自立した個人として生きていく時代への転換なのだと思います。

 

現実に起きることに対して、良し悪しの判断は必要がなくて、ただ直視して受け入れることで、私たちは過去からの思い込みを清算し、自身がクリアになることで、ずっとどこかで感じていた「本当は全体だったのだという真実」に気づくのだと思います。


この浄化が終わったとき、私たちは過去や未来という呪縛から解放され、今を穏やかに生きていけるようになる・・・そんな気がしています。

 

 

梅の花がそっと咲いていました。

 

美しいですね。

 

主張せず、ただ静かに全体として在る・・・そんな姿に清々しさを感じました。